英彦山:北岳(1192m)~中岳(約1180m) 福岡県



望雲台からの眺め 右は一ノ岳


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中岳からの眺め 左奥は由布岳



北岳山頂



中岳山頂


2016年6月18日

 目あてはオオヤマレンゲ。豊前坊から北岳へ向かう。濃い緑の中を進み、鎖場を登って望雲台へ。ここは、垂直に切れ落ちた断崖の上。近くに、特徴のある形をした一ノ岳、その先には豊前の山々が見える。
 シオジの林を過ぎてしばらく登ると、目あてのオオヤマレンゲの花。清楚な白い花はちょうど見頃。顔を近づけると、良い香りが漂ってくる。今年は、花の数も多いように思う。
 北岳を過ぎて中岳へ登る。途中にはヤマツツジが咲き、中岳の山頂近くには、ヒコサンヒメシャラの花も。
 中岳の頂では、バイオトイレと周辺の清掃をして、北西尾根を下る。途中に立つブナの古木は、枝をいっぱいに広げて力強く見える。
 この貴重なブナにも、最近気がかりなことが伝えられるようになってきた。
 規模の大きなブナ林がある九州中央山地では、ブナの葉を食べるブナハバチが大発生しており、枯れるのではなかろうかと懸念されている。
 報道によれば、虫が増えた原因はシカの大量増殖では?と。
 シカがスズタケなどの林床植物を食べた結果ヤブがなくなり、ヤブで生活する小鳥の減少が影響しているのでは、とも推測されている。
 もしそうであれば、シカは英彦山でも多く見かけるので、気がかりである。


オオヤマレンゲ



フガクスズムシソウ



ヒコサンヒメシャラ




北岳付近から見る右、中岳・左、南岳
 


ヤマツツジ

 
 

ネジキ



ヤマアジサイ



エゴノキ



ツルアジサイ







サワギク



ウリノキ



ユキノシタ



タツナミソウ



ミズタビラコ



コナスビ



シオジの林

 
 


大きなブナの古木


ツチアケビの蕾



ツマグロヒョウモン

 


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