金立山 きんりゅうさん (501.7m) 佐賀県



⑩-2 地図のB 「天空のベンチ」からの眺め 手前右方向は腰巻き山から土器山の稜線、中央の右奥は霞む脊振山


経路概念図 クリックで 拡大








山頂

 
2016年6月14日

 金立山の山頂から、東へ大きく張り出した尾根があり、その名は東尾根。
 登山口を探しながら車で進んでいると、後ろから車が接近。路肩によけて道を譲ったところ、その車の方から声をかけていただいた。「登山口はもう少し先、案内します」とのありがたい言葉に、登山口へ案内してもらう。
 お礼を述べて話を伺うと、この辺りの登山道整備を続けられ、ネットでも紹介されているSさんである。

 Sさんには先に出発していただき、林道を進む。水場②を過ぎるとすぐ先に目印のテープがあり、そこが登山口③。
 登山口から人工林の山腹④を登ると、すぐ尾根上に出る。尾根筋は、古木も茂る素晴らしい自然林が続く⑤⑥。
 やがて「幸せのベンチ」到着。ここは東方向が開けて見晴らしが良く、逆光に佐賀平野が霞んで見える⑦。ベンチに座ってゆっくり眺めたいところであるが、先を急ぐ。

 頭上にはヤマボウシも咲く心地良い自然林の中を進み、地図Aの「后(きさき)のベンチ」に到着⑧。ここは、帰りに下る后ヶ浦ルートの分岐点。道標を見て、地図で確認して先へ進む。地図の標高点P444m⑨を過ぎると、Cの「天空のベンチ」に着く⑩-1。ここは、その名の通りに見晴らしが良く、手前に腰巻き山から猿岳、土器山への大きな山容が横たわり、その奥には脊振山から金山、雷山にかけての稜線が淡く見える⑩-2。
 
 さらに進むと地図のCで東南尾根へのルートが分岐、その先で金立神社上宮へのルートが分岐⑪する。やがて林道に出て⑫、ひと登りすると山頂に着く。
 山頂で一息入れて往路を引き返し、Aの「后のベンチ」から后ヶ浦ルートへ入る。

 この尾根も自然林で心地良い。途中には、登山道に被さっていたであろう灌木やシダの刈り払い跡もあり、Sさんの登山道整備に感謝をしながら順調に下る。

 やがて直角分岐に到着⑲。登山口で、Sさんからいただいたルート図には、直進するルートも描かれている。しかし、ここは林道に出やすい方向へ直角に曲がって進む。少し先で、見晴らしが良いポイントに出会う。そこからは、田植えの準備が進む佐賀平野が間近に見える。
 やがて人工林になると、ほどなく林道后浦腺に出会い⑲、出発地へ戻った。

 今回の登山道のほとんどは、古木も見られる自然林で、金立山の登山道では屈指の素晴らしいルートであった。
 登山道はSさんによって手入れが続けられ、道標や目印もあって分かりやすい。
 登山道の整備を続けられているSさんには、登山者として深く感謝している。
 
 
 




下山路の后ヶ浦ルート・直角分岐の先にある展望地からの眺め
 田んぼに水が入り、田植えの準備が進む佐賀平野




出発地の近くにあった案内表示
10台ほどの駐車スペースは中央右側
そばには林道の案内看板がある




東尾根登山口手前の水場
樋から流れだし、水溜は火鉢




東尾根登山口 目印のテープがある





登山口に近い人工林の林床は一面のシダ

 


大木の多い自然林の尾根道-1




大木の多い自然林の尾根道-2




「幸せのベンチ」からの眺め




幸せロードの標識がある(444mピーク)




后(きさき)のベンチ 后ヶ浦ルート分岐


⑩-①

天空のベンチ
右奥に見えるのは金立山の山頂

 


上宮分岐




山頂直下の林道




后ヶ浦ルートの尾根道




地図のE 直角分岐
后車道(后浦林道)への分岐




后浦林道に出たところ
后ヶ浦ルート登山口


ヤマボウシ

 

ヤマツツジ



ヤマモモの実



ヤブコウジ



ベニツチカメムシ



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