経ヶ峰(770m)~屏山(926.5m)~古処山(859.5m) 福岡県



淡く霞む屏山からの眺め 嘉麻市方面


経路概念図 クリックで 拡大







経ヶ峰山頂
若葉の透過光でT君も緑色に


2016年5月5日

 T君にとっては、初めての経ヶ峰から屏山へ。心地良い五月晴れの中、朝倉市の秋月にある古処山登山口から経ヶ峰へ向かう。
 一昨日の雨で、水量がやや多い渓流に沿って登る。途中にある幅10mほどの徒渉点では、T君のスニーカーは水没しそうであり、重くなった彼をだっこして渡る。
 牛岩の先から、紅葉谷への急坂を登って経ヶ峰に到着。経ヶ峰には、古くて素朴な石仏が祀られている。石仏のまわりは、爽やかな緑の透過光に満ちていて、T君の姿も緑に染まって見える。
 経ヶ峰から尾根沿いに進み、古処山に近づいたところからツゲのトンネルに入る。やがて、古処山と屏山の鞍部に出て右へとり、屏山へ通じる縦走路を登る。
 屏山の山頂は北方向が開けて見晴らしが良く、嘉麻市の田園の先には福智山が霞んで見える。
 ここで昼食をとり、先ほどの鞍部まで引き返して古処山へ登る。山頂への尾根道は、積み重なる石灰岩が続く。
 彼に注意をして登るように促すと、「ぼくは、こんなところが好き」といって、岩場に足がかり、手がかりを素早く見つけながら順調に登る。
 彼は変化に富む岩場のルートに、面白さを感じているのであろう。
 古処山の頂からは南に筑紫平野が広がり、その先には長く横たわる耳納連山が見える。
 山頂では、おやつタイムを兼ねて一休み。そのあと、出発地の登山口へ下る。濡れて滑りやすい石畳を慎重に下りながら、T君の足取りを見ると疲れた様子はない。幾つもある橋の上では、それぞれの橋で余裕のポーズを見せ、元気に下って登山口へ戻った。
 
 今回のルートは長めで、登り下りの標高差も1100mを越えた。標高差が1000mを越えるあたりから、大人もきつさを感じるようになる。
 そのため、T君の体力や歩き通す気力を注意深く観察しながら歩いた。ところが、彼にその気配はなく、歩行時間も大人に近くて、不要な気遣に終わった。
 次の機会には少しステップアップを図り、今日屏山から見えた福智山へ彼を誘ってみたい。
 から揚げとおやつを多めに持って!















     


屏山山頂でボルトのポーズ
やったね!



古処山山頂

 

  ツゲ林のトンネル


T 君 撮 影 (ピンク地)




お話をしながら登る



経ヶ峰山頂



ギンリョウソウ
カメラを地面につけ、構図は勘でシャッターを押す
この撮影方法は、T君の得意技



T君が見つけた、珍しいニシキキンカメムシ
(幼虫)



フジ



滝の前で五郎丸のポーズ



広い流れの渡りは、おじいちゃんにだっこ
彼の体重は27kg



小さな流れはバランスをとって渡る



牛岩



若葉がすがすがしい紅葉谷



国の天然記念物、ツゲ原始林



登山道に見られる石灰岩の造形







屏山山頂の手前



石灰岩の岩場を越える



若葉のツゲが続く岩場



バランスをとって順調に登る



岩場を登って得意のポーズ

 

コショウノキの実



ルートで最も大きなカエデ



帰り道、体力的にも余裕でこのポーズ



オドリコソウ



シャガ



ウマノアシガタ



キランソウ



コミヤマスミレ



ツクシタニギキョウ



チャルメルソウ



ジロボウエンゴサク



ツルマンネングサ

 

フデリンドウ

 

ミズタビラコ

 

ミゾホオズキ

 


マムシグサ


ヒメウラシマソウ

 


ヤブツバキ



ウツギ



ソヨゴ



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