金立山 きんりゅうさん (501.7m) 佐賀県



麓から見る金立山 中央奥の鋭峰
山腹に白く見えるのは、タムシバの大きな群落



経路概念図 クリックで 拡大







金立山山頂


2016年3月26日

 この日は、見頃を迎えたタムシバの鑑賞登山。大峠からから往復する計画で、初めてのルートである。
 峠の路肩スペースに駐車して、道標のある所から登山道に入る①。
 人工林の尾根を進むと、地図のFあたりから心地よい自然林になる②。
 さらに登ると、樹木の枝越しにタムシバの白い花が時折見えてくる③。送電線の鉄塔④付近は人工林になるが、すぐ自然林になり、ほどなく「ぎちょう峠」に着く⑤。
 道標に記載されている「ぎちょう峠」について、峠の手前か向こう側の地名ではなかろうかと思い、下山後に地元の人に尋ねてみた。しかし、心当たりはなく、「ぎちょう峠」という峠名も聞いたことがないとのことであった。この峠の名称については、今後調べてみたい。
 木々の間にタムシバを見ながらさらに進み、山頂に近づいたところで右へ分岐する登山道へ進んでみる。地形図を見ると、この登山道は麓の楮原集落へ通じているのであろう。
 タムシバはこのルート沿いでも次々に見え、登山道に花びらが落ち始めているところもある⑥。
 Aまで進んで、次にB、Cと進んでみる。いずれのルートも、タムシバの花は樹木越しに次々に見える。ちなみに、AとCは送電線鉄塔の巡視路である。
 先ほどの分岐まで引き返して、山頂へ向かう。山頂のすぐ近くにはTVの放送施設⑦があり、ここからは麓の風景が見える。
 やがて林道の終点に出会い⑧、そこからひと登りすると山頂に着く。
 山頂は樹木に囲まれて展望は得られず、金敷城山の方向へ少し進んでみて往路を引き返した。

 今回歩いたルートは、最近手入れをされた跡もあり、全体的に良く保全されていて歩き安い状態であった。
 期待をしていたタムシバは散り始めた木もあるが、山頂付近には6分咲き程度の木も見られた。
 タムシバの開花の程度は全体からすれば、満開を少し過ぎたところであろう。
 
 山肌に白く見えるタムシバの群落は、金立山の遠景写真を撮る場所を探していた時、偶然目にした光景である。
 その日は幸運にも、一帯の山域に詳しい登山者の方に偶然お会いできて、金立山のタムシバについて詳しく教えていただいた。
 このような経過があって今回のタムシバ鑑賞となり、私たちにとっては心に残る山行であった。



タムシバの美しい群落

 
別の日に、あるところから見たタムシバの群落
雲仙周辺のヤマボウシを彷彿とさせる




大峠の登山道取り付き 道標がある




自然林の登山道




樹木越しに見えるタムシバ








道標に書かれた、ぎちょう峠




散り始めたタムシバの花びら





山頂手前のTV放送施設




山頂直下の林道終点出会い
山頂は矢印方向へひと登り




山頂のすぐ手前




山頂にある、金敷城山方向を示す道標



青空に映える満開のタムシバ

 


地図のD 無線中継所



ヤブツバキ


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