金敷城山 かなしきしろやま:日本山名事典 (425.5m) 佐賀県
                                 (かなしきじょうやま)


経路概念図 クリックで 拡大








金敷城山山頂

 
2016年3月15日

 佐賀市大和町の巨石パーク入り口①からアスファルト道路沿いに登山口へ向かう。
 この道路は桜と椿が植栽されており②、今の時期はツハキが見頃。また、場所によってはサンシュやユキヤナギなどの花も。もうしばらくすると、桜が一斉に開き、美しい遊歩道になることであろう。などと想像をしながら進んでいくと途中に管理棟があり③、ここで巨石パークのいわれや地図などの資料をいただいて、さらに進む。
 道路の行き止まりが巨石群登山道入り口④。ここは広場になっており、トイレもある。
 道標を確認しながら小さな橋⑤を渡って進む。二つ目の小さな橋を渡り、急な坂を登っていくと「石神の滝」⑥に着く。ここには、ベンチや柄杓が備えてあり、「天の岩門」まで20分の標記がある。
 「天の岩門」までは急な階段⑦が続く。
 途中には、しあわせの木と称する木⑧や神を守る石と言われている神籠石があり、いわれなどを確かめながら進む。
 神籠石⑨のすぐ上に天の岩門の巨石⑩があり、今にも落ちそうなチョックストーンを恐るおそる見ながら進む。
 そこから先は、ほぼ尾根筋歩きになる。今度は蛙の形を思わせる蛙石⑪が現れる。この、蛙の頭上には弘法大師が祀れれていあるそうだ。
 さらに尾根を登っていくと、九電の金敷城山反射板⑫が道をふさぐように現れる。なおも進むと、巨石群散策道と乙文殊宮方向への三叉路⑬に出会う。ここでは乙文殊宮方向へ左折。心地よい風の吹き抜ける平坦な尾根道を進むと、すぐに乙文殊宮方面と金敷城山山頂への道が分岐する三叉路⑭に着く。
 まずは、金敷城山 山頂へ左折し、3~4分進むと崖に出会うので直前を右折 。すぐに林道に出会う⑮。林道を右折して、5mほど先から左折して階段を登る。 階段を上っていくと5分ほどで山頂に到着⑯。
 山頂は樹林の中で展望は得られず、山頂の雰囲気を味わい、一息入れて⑭の三叉路まで引き返し、尾根を下る。
 ⑭の三叉路からしばらく下って登り返すと送電線の鉄塔⑰が現れる。 鉄塔を過ぎると下りになり、登り返すと 標高点324m⑲に着く。ここを過ぎると下りが続く。所々に現れる大岩を見ながら、なおも下っていくと植林帯に入る。しばらく下ると、たもとに入れて飛ばしたらこの場所に飛んだと言われる「たもと石」がある。
 たもと石のすぐ下に乙文殊宮上宮⑳がある。すごい落書きだらけのお堂だと思ったら、ここは願いを書いてお参りをする所だそうだ。
 その先すぐに石丁場(石切場)跡㉑があり、やがて文殊宮下宮㉒にたどり着く。ここが下山口。下宮は国道に接しており、そこから高速バスが停まる高志館校前バス停まで国道を歩いて、今回の山行を終えた。

 今回歩いたルートは良く保全され、道標もあって分かりやすい。



佐賀平野から見る金敷城山



出発地の巨石パーク入り口
巨石パークは①から④まで



巨石パーク 
サクラとツバキの並木




管理棟・多目的広場




登山道入り口
トイレもある


小さな橋を渡る




石神の滝




急な階段を登る




急登を登ると「しあわせの木」がある
木の下の方にハートマーク




神籠石
神を守る石と言われている




天の岩門
神籠石のすぐ上にある
今にも落ちそうなチョックストーンが特徴




蛙石




九電 金敷城山反射板
蛙石を過ぎて更に尾根を登っていくと現れる




巨石群散策道と乙文殊宮方向への三叉路
ここは、たもと石(乙文殊宮)方向へ左折する




金敷城山山頂への分岐点
この三叉路は左折(黄色線)
3~4分進むと崖になり、そこを右折
復路はここから乙文殊宮方向へ進む
(青色線)




すぐに林道が出てくる
右折し、4mくらい先から左折し階段を上る




階段を上っていくと5分ほどで
山頂が見えてくる




しばらく稜線を下っていくと
送電線の鉄柱が現れる




稜線が続くが
鉄柱を過ぎると下りになり、更に登り返す




標高324m地点
ここを過ぎると後は下り




乙文殊宮上宮
後ろの大きな岩は「たもと石」
このお宮は文殊菩薩を祀ってあり、
合格を願う思いがお堂いっぱいに書かれている。
通称「落書堂」とも言われるそうだ




400年前の石丁場(石切場)跡
この付近は佐賀城の主な
石丁場であったそうである




下山口の文殊宮本殿





国道出会い




今日の終着地
ここから高速バスで帰宅



ヤブツバキ



サンシュウ



クサイチゴ



オドリコソウ



生け垣で羽を休めるスズメのカップル


  
JR駅のホームで遊ぶ、イソヒヨドリの♀



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