土器山 かわらけやま・(八天山)(429.9m)~猿岳(463.0m) 佐賀県 注:土器山 かわらけやま・(八天山)は、新・分県佐賀県の山(山と渓谷)による 日本山名辞典(三省堂)には「どきやま」(八天山)と記載されている |
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土器山山頂からの眺め 右端は、雲海が覆う佐賀平野 |
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経路概念図 クリックで 拡大 |
土器山山頂 |
⑰ 猿岳山頂 |
猿岳山への縦走路から、振り返り見る土器山 |
2016年1月1日 数年前から、その年の干支にちなむ山を訪ねている。今年の干支は申。そこで、猿岳へ登ることに。 猿岳を知ったのは先月のこと。山友さんから教えていただいたばかりである。 国土地理院の地形図に、猿岳の記載はない。そこで三角点の詳細を調べてみると、点名は猿岳。 実は8年前、土器山から腰巻山へ周回した時にこのピークを通過をしている。しかし、その時は勉強不足から、猿岳とは知らずに通過をしていた。 そこで、今回は地形図に猿岳を明記して出発。 車は、仁比山公園駐車場に駐車。車道を歩いて、登山口の八天神社へ。新年の参拝者で賑わう神社で登山の安全を願い、境内から続く登山道を登る。 途中の親不孝岩は展望が良く、脊振の山並が見える。この日は雲海が発生していて、佐賀平野や筑後川は荘厳な雲海の中。 山頂に近い御神体岩は大きく、チョックストーンもあって神秘的。その大岩に寄り添うように、祠が安置されている。 山頂の手前はT字路(写真⑬)で、直進は猿岳へのルート。ここを右へ、10mほどで土器山の山頂に着く。山頂はベンチがあって見晴らしが良く、脊振山から雷山方面へ続く稜線が見える。 一息入れて猿岳へ向かう。自然林の中を通るルートは良く保全されていて順調に進む。 猿岳に近づいた辺りから、地図とGPSで現在位置を確認しながら、前回の失態を繰り返さないように慎重に進む。 小さく下って登り返すと、地面が小さく露出したピークに着く。ルートの左側に三角点があり、よく見ると枝に猿岳の小さな標識⑰も。 猿岳の山頂は北側が開けていて、脊振山方向の山並が幾重にも重なって見える。山頂で一休みしたあと、往路を引き返した。 今回のルートは全体的には良く保全され、道標もある。ただ、土器山の山頂までは、崩壊を続ける柔らかい花崗岩帯が背丈を超えるほどに深くえぐれているところがある。えぐれたところは幅が狭く、人一人がやっと通り抜けられる状況。それに加え、段差の大きいところもあるので慎重に進んだ。 土器山から猿岳の間は歩き安く、照葉樹の古木も茂る素晴らしい自然林が続く。 |
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① 登山口の八天神社 |
② 八天神社境内に立つ道標 |
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③ 竹林の横を通る 竹林には獣害防止の電気柵が あるので注意 |
④ 次々に現れる花崗岩帯の登山道 |
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⑤ 水場 |
⑥ 崩壊が続く花崗岩帯の 深くえぐれた登山道 |
⑦ 壊れた階段を迂回 |
⑧ 親不孝岩のすぐ手前にあるせんたく岩 |
⑨ 親不孝岩への分岐 道標がある 親不孝岩へは黄色の矢印 青色の矢印は山頂へ 黄色の矢印と青色の矢印は少し先で合流 |
⑩ 見晴らしの良い親不孝岩 |
⑪ この階段を上ると右手に御神体岩 |
⑫ 御神体岩 |
⑬ 土器山山頂手前のT時路 土器山山頂は黄色の矢印へ10m 猿岳へは、青色の矢印方向へ縦走路を進む |
⑭ 土器山山頂 |
⑮ 土器山から猿岳への縦走路を進む |
⑯ 自然林の縦走路 |
⑰-2 猿岳山頂 |
ヤブツバキ |
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