古処山(859.5m) 福岡県



山頂からの眺め 左奥は耳納連山、右奥は三郡山


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山頂


2015年7月24日

 この日は、オオキツネノカミソリの開花状況の調査。古処山のオオキツネノカミソリは、秋月側にも点在するが、群落として大きいのは、これから登る稜線の手前付近である。
 嘉麻市にある遊人杜キャンプ場のゲートから、奥の院を経て山頂へ向かう。
 キャンプ場の中を通り、細流を二つ渡って尾根に取り付く。
 自然林の尾根を登り、稜線に近づくと緑のコケに覆われた累積する石灰岩に出会う。
 その周辺にはオオキツネノカミソリの群落があり、花は咲き始めたところ。部分的にはかなり開いているところもあるが、多くはつぼみで全体的には2部咲程度。見頃になるのは、4~5日先からであろうか。
 オオキツネノカミソリを見て、すぐ先から崖のような露岩帯を登る。その距離は短く、鎖もある。露岩帯の中ほどには、岩の大きな裂け目である奥の院がある。その中からは、白い霧をともなった冷たい風が吹き出していて、自然の冷房である。すぐ先には、もう一つの岩の割れ目、大将隠しがある。
 ほどなく、屏山と古処山を結ぶ稜線に出て、古処山へ登る。
 山頂の国見岩に立つと、淡く霞んだ耳納連山や三郡山の山影が見える。
 山頂で二手に分かれ、「かわせみ」は小さく周回をして出発地点へ戻り、車を回収して「やませみ」下山する秋月へ向かう。
 「やませみ」はオオキツネノカミソリの状況を見ながら、秋月へ下る。
 その途中には小さな群落が幾つかあり、花は4~5部咲き。見頃になるのは2~3日先からであろう。

 


嘉麻市側のオオキツネノカミソリ 部分的には満開に近い


  
秋月側の開花状況



ギンバイソウ



カラマツソウ



オオハンゲ



オトギリソウ



ヤブハギ



ミゾホオズキ



樹上から落ちてきたヒグラシ



苔むした石灰岩


   
 奥の院                                   大将隠し    



アキノタムラソウ&キチョウ



ヘビイチゴ



大きくなってきた山頂のナシ



ホコリタケ







ヒキガエル



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