カラ迫岳(1006m) 福岡県



山頂から360°の眺め



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山頂

 
2015年5月21日

 一昨日に続いてカラ迫岳へ。目的は、地図の分岐3からJ1へ通じるルートの調査である。
 登山道沿に沿う渓谷の水は大きく減少して1/5ほどに。
 心地よい水音とオオルリの声を聞きながら、自然林の中を登る。下山時に合流する分岐J1の位置⑪を確認して、分岐2のT字路⑥に到着。
 T字路の少し手前からは、南東方向に石割岳が大きく見える。T字路を左へとり、国境石を見ながら進むと分岐3、⑦に着く。帰りは、ここから西方向へ延びる周回路を下る予定である。
 山頂は一昨日に比べてやや霞んでいるもの、遠くには時折吹き上がる阿蘇の噴煙が見える。
 ふと上空を見ると、遠くにクマタカの姿。クマタカは、初夏の風に乗って悠然と舞ながら遠くへ去った。
 山頂から分岐3へ引き返して、J1へのルートを下る。ルートはカシやシイ、それにヤマザクラなどの素晴らしい自然林が続く⑩。
 やがてJ1に出会い、そこからは往路を引き返した。

 今回のルートは、良く保全されており、道標もあって分かりやすい。ただ、J1には下ってきたルートを示す道標は見当たらなかった。

 下山後に、八女市役所星野支所に立ち寄り、カラ迫岳の登山のことについて、多くのことを教えてていただいた。
 そして、地域興しの中で登山道の整備を続けられている組織、「上郷村」のお世話役Aさんを紹介してもらった。
 その足でAさんにお会いして、登山道整備の思いたちや毎年行われている山開きなどの諸行事、それに今後の展望などを伺った。
 Aさんによれば、この日に歩いたカラ迫岳の周回ルートは、多くの登山者の方々に歩いていただきたいとの願いを込めて、保全を続けているそうである。
 

山頂から見る右から御前岳、釈迦岳、普賢岳

 

中央奥は阿蘇の噴煙 
小さな爆発でも繰り返しているのであろうか、間欠的に立ち上る噴煙

 
 

遠く高いところを舞うクマタカ

 

タツナミソウ

 


登山口
左に国境石群の解説板


 
登山口の近く 
空を覆う、すがすがしい新緑

 







流れを3回渡る




金坑跡の縦穴



ミズタビラコ




金坑跡の横穴




分岐2のT字路
左へ進む

 

ヤマキツネノボタン




分岐3 周回路の分岐点
黄色の矢印は往路の山頂方向
青の矢印は下山路のJ1方向




国境石



ノバラ





山頂のすぐ手前にある、熊渡
山へ通じる縦走路標識の標識



分岐3からの下山路
素晴らし自然林が続く


分岐3からの周回下山路にある横穴
金坑の跡であろうか
 



地図のJ1 下山時の往路との合流地点
 青色の矢印は復路の登山口方向
黄色の矢印は往路の山頂方向
「登り道」の道標は黄色の矢印の先、谷側にある

   ⑥-1

分岐2付近から見る、右の石割岳と左は平野岳


ガクウツギ



マルバフユイチゴ



タニギキョウ

 

ナルコユリ

 

ツクバネソウ

 

フタリシズカ

 

ツクバネウツギ

 

ヤマツツジ



ギンリョウソウ

 

  
キンチャクアオイ



カンアオイ



サトキマダラヒカゲ


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