馬見山(977.7m) 福岡県 |
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山頂からの眺め 中央奥は耳納(みのう)連山 右の小さな鋭鋒は古処山その右は屏山 |
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山頂からの眺め 中央の小さな鋭峰は古処山、その右は屏山 |
2015年5月17日 孫のT君、小学2年生を誘って馬見山へ。この日はルートの調査を兼ね、古くからの登山道を登り、帰りは人気のブナ尾根を下る予定である。 馬見山の山腹を横断するように通る、市道宮小路山瀬川線(古い通称は林道南嘉穂線)沿いにある登山口①から山頂へ向かう。 小さな流れを二つ渡り、人工林の中を登る。T君は、間伐されたばかりの株では年輪を数え、風穴では④、口で湿らせた指を立てて、かすかな風を感じて進む。 一旦林道に出て、10mほど先で再び左の山道に入る⑤。しばらく登ると再度林道に出て⑥、30mほど進むとブナ尾根の分岐がある⑦。ここは林道を直進方向へ進み、尾根を越えたところに道標がある⑧。ここから、左の山道に入る。 しばらく登ると自然林になり、看板が立つ「霧氷沢」⑨付近は自然林が美しく、苔むした岩の間を流れる沢もあって、素晴らしい環境である。 踏み跡の薄いところ⑩などには道標や目印もあり、それらを確認しながら登る。 やがて、苔の美しい露岩に出会う。露岩にはロープもあるが、足がかり手がかりはあるので、それを伝って登る⑩-1⑩-2。 自然林の中をしばらく登ると、御神所岩⑪に着く。大きな御神所岩の中ほどには祠があり、岩の右30mほどのところには、水場もある⑫。 山頂へのルートは御神所岩の左についており、急坂を登ると岩の上に出る。 この日は霞が濃くて、岩の上からは嘉麻市の田園がぼんやり見える。 御神所岩から80mほど進むと、ブナ尾根からのルートの合流。さらに登ると傾斜が緩くなり、程なく馬見山の三角点に着く。ここは東方向が開けていて、英彦山の山影が霞んで見える。 三角点から、東へ50mほど進むと山頂に着く。山頂は南から西方向が大きく開けていて、南に横たわる耳納連山が霞んで見え、西には馬見山から通じる縦走路上の屏山や古処山が見える。 山頂で、T君期待のお昼ご飯。そのあと、往路を引き返してブナ尾根を下る。ブナ尾根は素晴らしい自然林で、途中ではブナも見られる。 標高800m辺りまで下ると人工林になり、要所に立つ道標⑰⑱⑲にそってさらに下って往路に出会う⑳。ここから往路を引き返して登山口に戻った。 今回歩いたルートは、全体的には明瞭である。要所には道標があり、踏み跡のやや薄いところには目印もある。 自然林は標高700~800m以上のところであるが、苔むした岩や渓流、それに新緑は素晴らしい風景であった。 |
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経路概念図 クリックで 拡大 ![]() |
馬見山の三角点 |
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三角点から見る英彦山(右) |
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① 市道宮小路山瀬川線(古い通称は、林道南嘉穂線)の馬見山登山口 これから、しゅっぱ~つ |
間伐されたスギの年輪を数えて みると、樹齢は32年でした |
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寄添い岩 |
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② 登山口のすぐ先で小さな 流れを渉る |
③ 次の流れは幅が広くて、おじいちゃんにだっこ T君の重さは23.5kg |
岩場を越える |
④ 風穴 なめて湿らせた人差し指を立てて、吹き出してくるわずかな風を体感 |
沢筋を進む |
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⑤ ![]() 一旦林道に出て10m先で再び山道へ |
⑥ ![]() 再び林道に出る |
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⑦ ![]() ⑥の先30m、ブナ尾根分岐 ここは林道を直進直進する |
⑧ ![]() ⑥からここまで林道を進み、左折 |
登山口の前にある、 サケの孵化場 サケの孵化の説明を見る |
⑨ 自然林が美しい樹氷谷 |
⑩ ![]() ルートには要所ごとに道標がある |
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⑩-1 岩場を3点確保で登る |
⑩-2 ロープには頼らず、基本通りに 足がかり手がかりを探して登る |
フタリシズカ |
⑩-3 苔むした岩や渓流、自然林が素晴らしい樹氷谷 |
ツルウツギ |
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キランソウ |
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⑪ 御神所岩にある祠の下で |
ガクウツギ |
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コナスビ |
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⑪ 御神所岩 |
⑪ ![]() |
⑫ 御神所岩近くの水場 |
⑬ ![]() ブナ尾根出会 |
⑭ ![]() 馬見山三角点のすぐそばの縦走路出会い 山頂へは黄色の矢印 登山口へは青色の矢印 |
⑮ 三角点の50mほど先にある 見晴らしの良い山頂 山頂標識の横で |
⑯ 自然林が美しいブナ尾根の下り |
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⑰ ![]() 直線的に下ってきたブナ尾根を左へ |
⑱ ![]() ⑰のすぐに標識があり、左折 |
⑲![]() ⑱のすぐ先、標識と目印の石のところから右折 |
⑳ ![]() 登りに直進した林道の分岐に出て右折 ⑦と同じところ |
㉑ ![]() 林道から再び登山道へ ⑥と同じところ |
㉒ ![]() 林道に出て10m先で再び山道へ 登山道の標識を見ながら登山口へ ⑤と同じところ |
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ササの葉を摘み |
摘んだ葉に切れ目を入れて |
船の形に |
5そうの船を作りました |
流れに浮かべて |
見送りました |
ササ船を浮かべながら T君が見つけた小さな沢ガニ |
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