浅間山(831.5m)~岳滅鬼山(1036.8m) 福岡県

 
2015年5月11日

 浅間山へ通じている展望台コースを歩いてみたいと思い、標記2へ出かけてみた。浅間山へは谷コースと尾根コース、それに展望台コースの三つがある。
 目的の展望台コースは帰りに歩いてみることにして、この日は前回下った尾根コースを登り、浅間山を経て岳滅鬼山へ。3週間前には蕾であった岳滅鬼山頂付近のシャクナゲはほとんどが散り、咲いているのは数輪だけ。尾根に立つブナの緑も随分濃くなり、山はすっかり初夏の装いである。
 岳滅鬼山から引き返して、前回訪ねた展望台へ。展望台から、初めてのルートを辿る。道標にそって西方向へ続く尾根を下り、60mほど進んだところから、南方向へ分岐する尾根に入る。ここは直角に曲がるところで、写真⑧の補点がある。自然林の急坂をしばらく下ると、見晴台方向を示すプレートに出会う。見晴台はルートから右へ少し入ったところで、そこからは麓の谷間に続く棚田が見える。
 分岐へ引き返してさらに下ると人工林になり、登山道の30mほど先に何やら動くものが。様子をうかがうと、タヌキのようだ。カメラを構えてじっとしていると、鼻先で落ち葉の下を漁りながら段々近づいてきた。5mほどまで近づいてきたところでこちらに気づき、顔をを上げた。顔の色模様は、タヌキではなくアナグマ。アナグマは、二度立ち上がってこちらを威嚇したあと、岩陰に消えた。
 さらに人工林の尾根を下り、目印にそって尾根に別れるとすぐに作業道へ出る。作業道を左へ進むと、ほどなく往路に出会った。出会い地点に下ってきた展望台コースを示す道標はないが、ここは谷コースと尾根コースの分岐点の登山口側10mほどのところで、背丈ほどの岩の上に小さなケルンがある。出会い地点から往路を引き返し、登山口に戻った。
 今回初めて歩いた展望台コースは、踏み跡はほぼ明瞭で要所には道標があって目印も続く。展望台から見晴台の少し先までは、シイやカシ、ヤマザクラなどの素晴らしい自然林であった。



経路概念図 クリックで 拡大



 
 
① 展望台から見る浅間山
     
 

 ② 浅間山山頂

   


 浅間山と岳滅鬼山の間にあるスネフリ岩



 岳滅鬼山近くの尾根に立つブナ



 岳滅鬼山山頂



 新緑がすがすがしい自然林
 



 展望台
 



⑧ 地図の補点

 
 

 見晴台から見る麓の風景



ヒメレンゲ



コショウノキの実



良い香りが漂うハイノキの花



名残のシャクナゲ
 



ギンリョウソウ

 


林道沿いに咲いていた
ジャケツイバラ

 


だんだん近づいてきたアナグマ
距離は5mほど
 


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