御前岳(1209m)~釈迦岳(1229.5m)~普賢岳(1231m)  福岡県・大分県



地図の展望岩からの眺め 360度のパノラマ 右端は御前岳、左の斜めに傾いた鋭鋒は釈迦岳、左端のドームは普賢岳


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普賢岳山頂からの眺望



御前岳山頂



石仏が祀られている釈迦岳山頂


2015年5月5日

 八女市旧矢部村にある、「杣の里」に近い登山口①から御前岳へ向かう。登山口の先から、小さな徒渉(写真②)を繰り返しながら人工林の中を登る。水量は普通で、渉るのに支障はない。
 やがて林道に出る④。林道を左へ100mほど進むと、第2登山口⑤に着く。
 しばらく登ると自然林になり、小さな岩場や固定ロープのある急坂を登って御前岳の山頂へ⑥。
 山頂は見晴らしが良く、古処山や英彦山、それに由布岳の双耳峰も見える。
 御前岳から、稜線を釈迦岳経向かう。下り始めてすぐに左への分岐があり、日田市側の登山口方向を示す「シオジ原生林」と釈迦岳方向を示す道標に出会う⑦。ここは直進して、釈迦岳方向へ進む。稜線は素晴らしい自然林で、ブナの大木やカエデ、それに、花の時期はやや過ぎているものの、ミツバツツジやシャクナゲも見られる。
 地図の展望岩は見晴らしが良く、進行方向には、釈迦岳の鋭峰が傾いて見える。振り返れば、先ほど通過した御前岳が新緑に包まれて大きく見える。
 しばらく進むと釈迦岳への急坂に取り付く。岩が露出する30mほどの急坂には固定ロープもあるが、足がかり手がかりはあるので注意しながら登る。
 釈迦岳の頂き⑨には石仏が祀られていて展望に優れ、八方ヶ岳や遠くには雲仙の平成新山がかすかに見える。
 釈迦岳から普賢岳へ向かう。少し下ると分岐点⑩がある。ここを左へ進み、車道に出る⑪とすぐ、普賢岳の山頂に着く。
 山頂にはレーダーが建っていて見晴らしが良く、阿蘇の根子岳や高岳、それに、くじゅうの山々も見える。
 普賢岳から先ほどの分岐へ引き返し、矢部越へ下る。
 矢部越は八女市と日田市を結ぶ車道で、八女市方向へは「通行止め」の看板がある。
 車道の峠⑫を右へ20mほど進んだところから、右下へ分岐する徒歩道⑬に入る。
 徒歩道に入ってすぐ、オオキツネノカミソリの群落の中を通る⑭。すがすがしい新緑の谷沿いを下り⑮、車道を3回横切って更に下ると、やや幅の広い谷筋に出る(地図のE)。ここは踏み跡の薄いところがあり、目印や小さなケルン⑯などを確認しながら下ると、ほどなく車道に出る⑰(地図のF)。
 そこから、車道を左へ下る。途中の八つ滝⑱は落差があって水量も多く、近づくと心地よい滝風が舞ってくる。
 滝からしばらく下り、吊り橋が見えると間もなく出発地に帰り着いた。

 登山口周辺の駐車については、事前に八女市役所矢部支所(0943-47-3111)、または登山口そばの宿泊等施設「杣の里」(0943-47-3000)へ問い合わせ下さい。(市役所矢部支所並びに杣の里から要請)



普賢岳山頂
国土交通省の雨量観測レーダー



ブナの大木



下山後に眺めた稜線 
左は御前岳、右端の小さく見える鋭鋒は釈迦岳  






登山口 釈迦岳・御前岳登山道案内図がある



徒渉点



咲き始めたコケイラン




徒渉点




林道出会
林道を左へ100mほど進むと第2登山口



ラショウモンカズラ




第2登山口



カキドオシ




御前岳山頂 
山頂は、杣の里、釈迦岳、それに源流の森からのルートが合流



チゴユリ




釈迦岳とシオジ原生林(奥日田グリーンライン沿いの登山口方面分岐



マムシグサ


 

展望岩から見る釈迦岳



ツボスミレ



シャクナゲ
 



展望岩から振り返り見る御前岳



ミツバツツジ

 

ギンリョウソウ




釈迦岳山頂



釈迦岳と普賢岳の分岐点



ユキザサ

 


普賢岳手前の車道出会い地点
普賢岳へは黄色の矢印
釈迦岳へは青色の矢印

 


矢部越(市道:車道)

 

コンロンソウ

 


矢部越から登山道に入る

 


矢部越からの下り
林床はオオキツネノカミソリの群落
群落は、矢部越からFまでに数カ所


 
ツクバネソウ




矢部越しからFへの下り道
爽やかな自然林の中を通る

 


地図のE 踏み跡が薄い川原
テープやケルンを確認しながら進む



フジ
 






ツクシタニギキョウ


ニシキウツギ




八つ滝
 

  
ウツギ

  

ガクウツギ


矢部村山系八名山登頂記録
各山頂に、登頂記念スタンプと台紙が置いてある。

  


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