馬見山(977.7m) 福岡県




山頂からの眺め 中央奥は耳納(みのう)連山 右の小さな鋭鋒は古処山その右は屏山

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嘉麻市のレンゲ畑から見る馬見山

 


山頂

 


三角点から見る英彦山(右)


2015年5月2日

 林道南嘉穂線にある登山口から、山頂へ向かう。すぐに小さな流れ(写真③)を渡り、スギ木立の中を登る。しばらく登ると風穴⑥に出会う。ここには風穴を示す看板があり、穴の奥からは小さな流水の音が聞こえてくる。さらに登ると寄添い岩⑦に着く。大きな幾つもの花崗岩が、寄り添っているように見える。
 一旦林道に出る⑧。林道を右へ10mほど進み⑨、再び山道に入る。その先でもう一度林道に出る⑩。林道をしばらく進むと、ブナ尾根への分岐に着く。分岐には道標があり⑪、直進は以前からの登山道で、御神所岩を経てブナ尾根ルートに出会う。
 今回は⑪の分岐を左へとり、ブナ尾根へ向かう。尾根に出ると、中心部に自然木が続く。地図の「ブナ尾根」の文字の辺りから素晴らしい自然林となり、大きなブナの木⑫も見られる。
 ブナ尾根をさらに登ると御神所岩への分岐に着く⑬。ここで「やませみ」はブナ尾根を直進して山頂へ。「かわせみ」は御神所岩へ通じる、右へのやや薄い踏み跡を辿る。大きな御神所岩の中ほどには祠があり、信仰の岩である事を伝えている⑭。
 御神所岩の左にルートがあり、それを登って御神所岩の上に出る。大きな岩の中ほどには転落防止のロープが張られていて、そこからは筑豊盆地が霞んで見える。
 御神所岩から80mほど進むと、ブナ尾根に合流する⑮。やがて傾斜が緩くなり、ほどなく縦走路に出て⑯、すぐに三角点に出会う⑰。ここからは、英彦山がよく見える。三角点の所にも、私製と思われる山頂標識がある。
 山頂は、三角点から小石原方向への縦走路を50mほど進んだところで、九州自然歩道と記された大きな山頂標識が立っている。
 山頂は展望に優れ、筑紫平野の先に耳納連山が横たわり、遠くには脊振の山影も見える。
 山頂から、縦走路を西方向へ向かう。尾根道の縦走路は自然林で、初夏の風が心地よい。小さな登り下りを繰り返し、地図のベンチのところからは、屏山が大きく見え一休みするのにちょうど良い。 宇土浦越は十字路⑱で、直進は屏山から古処山、左は、国道500号に出て江川ダム方面である。 宇土浦越の十字路を右へ下る。人工林の中をしばらく下ると、「最終水場」の標識に出会う。要所に立つ道標を見てさらに下ると、林道の支線に出会う㉑。舗装された支線を下るとほどなく、林道南嘉穂線に出る㉒。ここを右へ進むと間もなく三叉路に着く㉓。林道を直進方向に進んで登山口へ戻った。
 
 今回歩いた登山口から山頂までは、要所ごとに短い間隔で道標が続いて分かりやすい。山頂から宇土浦越までは、尾根道でルートは明瞭である。   宇土浦越から先は、道標は少なく目印もほとんどない。しかし、登山道は明瞭で歩き安いルートであった。




林道南嘉穂線の馬見山登山口




登山口にある遙拝所の石碑




登山口のすぐ先で小さな
流れを渉る



ミツバツツジ



 
ほとばしる渓流 ③のすぐ先、アップで撮影

 

ヤブツバキ

 
 

フジ




道標に従い左へ




風穴
苔むした岩穴の奥から水流の音が聞こえる




イズセンリョウ




寄添い岩




一旦林道に出る



ツクシタニギキョウ



⑧から林道を10mほど進んで再び山道へ



再び林道に出る



ギンリョウソウ




この道標から左のブナ尾根コースへ
直進は馬見山への以前からのルート




ブナ尾根から御神所岩への分岐点
「やませみ」はブナ尾根を直進
「かわせみ」は右へ、御神岩を
経てブナ尾根へ合流



カンアオイ
右下は目立たない花




ブナ尾根に立つブナの大木

 
 

ニシキゴロモ

  

キランソウ




御神所岩



ジロボウエンゴサク


マムシグサ
 


ミツバツチグリ

 
 
 
御神所岩の上からの眺め 霞む筑豊盆地



マンネングサ
 
  

シャガ

 


御神所岩からブナ尾根への出会地点

 

ヒメハギ

 



馬見山三角点のすぐそばの縦走路出会い
黄色の矢印は山頂へ、青色の矢印は宇土浦越しへ


 カキドオシ


 
ムラサキサギゴケ

 



馬見山の一等三角点
山頂はこの南東50mほどのところ

 

ツボスミレ




宇土浦越
ここには九州自然歩道の案内図がある


 
タチツボスミレ

 


地図の水場・最後の水場の標識




直角に曲がる
直進しないように、道標がある



コメツブツメクサ



林道支線への出会地点
ここは左へ下る

 


支線から林道南嘉穂線への出会地点
右へ進んで登山口へ

 

ヒメコバンソウ




林道南嘉穂線の三叉路
ここは林道を道なりに進む

 

 
筒状の葉はオトシブミ
筒の中で昆虫の幼虫が育っている



   
左、ブナ尾根、右は馬見山から古処山への縦走路の美しい自然林



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