古処山(859.5m) 福岡県



古処山山頂からの眺め 左奥は耳納連山の山影


経路概念図 クリックで 拡大






山頂


2015年5月1日

 車で、嘉麻市にある遊人の杜キャンプ村へ朝早く着いた。キャンプ村が開く前で、キャンプ場手前の鎖ゲートは閉まっている。 ゲートのすぐ手前の路肩に車5~6台ほどの駐車スペースがあり、そこに駐車をして山頂へ向かう。
 ゲートから左への車道は、キャンプ場の駐車場へ。ここは直進し、キャンプ場の中を通って進む。キャンプ場の構内を出て少し進むと(写真①)浅い流れを渉り、すぐ先の分岐②は左へ進む。
 奥の院への分岐③から急坂を登って尾根に出る。尾根道⑤は素晴らしい自然林で、アカガシやシイなどの照葉樹が続く。稜線に近づくと苔むした石灰岩が現れ、オオキツネノカミソリの群落も。
 さらに登ると、屏山と奥の院方向を示す道標⑥に出会う。垂直に近い石灰岩の岩場には鎖があり、慎重に登って奥の院へ到着。奥の院は高さのある大きな岩の割れ目のようなところで、上の方にはチョックストーンも見える⑦。さらに岩場を登ると、大将隠しに着く。ここも大きな岩の隙間であるが、幅は奥の院より広い。
 傾斜が緩くなると、間もなく縦走路に出て右へ進む。
 石灰岩が露出する尾根道は、ツゲの古木が続く。
 山頂にある国見岩の上は見晴らしが良く、福智山や三郡山、遠くには多良岳や雲仙の山影も見える。
 山頂から北西方向へ進む。美しいツゲの新緑や石仏を見ながら、馬攻めを経てしばらく下ると、キャンプ場への分岐点⑪に着く。直進すれば八丁越方面である。この八丁越から秋月方向を示す道標が90°ずれていてた。このずれた標識を見てルートを誤り、山腹をかなり下ってから引き返した人たちがいた。そのため、この道標を正しい方向へ修正。
 そのあと、分岐点から道標にそって右下へキャンプ場を目指して下る。
 人工林の中をしばらく下ると林道に出る。右へ15mほど進んだ所から、右斜め上へ林道に沿うように分岐する山道に入る。間もなく往路に出会い、キャンプ場の管理棟に立ち寄って挨拶のあとゲートに戻った。

 今回のルートは踏み跡も明瞭で、要所に道標があって分かりやすい。
 奥の院から大将隠しの前後は、滑りやすい大きな石灰岩が続く。垂直に近い岩場には鎖もあり、三点確保で慎重に通過した。

  


奥の院の手前 オオキツネノカミソリの群落

 

嘉麻市と朝倉市の境、
八丁越から見る古処山





キャンプ場構内の出口




浅い流れの先は左へ



見頃のウツギ




奥の院への分岐




③のすぐ先 道標にそって急坂へ取り付く



ソヨゴ




④の先から、自然林の尾根を登る




屏山と奥の院の分岐



フジ




奥の院




奥の院の内部とチョックストーン



センボンヤリ




大将隠し




天然記念物 ツゲの新緑



ヒトリシズカ




馬攻め




八丁越方向とキャンプ場への分岐点



ギンリョウソウ




若葉が美しい縦走路




遊人の杜キャンプ場



ジロボウエンゴサク



コショウノキ 右は幼果



ヤマルリソウ



フデリンドウ



ツクバネソウ



ツクシタニギキョウ



サツマイナモリ



フモトスミレ



ツボスミレ



カンアオイの花

 

キランソウ



マルバマンネングサ

 


マルバコンロンソウ

 
 

クサイチゴ



ムラサキサギゴケ

 


カキドオシ

 


キケマン







アオスジアゲハ

 

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