岳滅鬼山 がくめきさん(1036.8m) 福岡県




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徒渉地点の大南林道に
取り付けられている道標

 

2015年4月25日

 相方の「やませみ」は、T君のお守を兼ねて耳納連山へ。そこで「かわせみ」は一人、岳滅鬼山へ向かう。岳滅鬼山は、手足の短い小学2年生のT君には難所が幾つもある。このため、彼をこの山に誘うのは、3~4年生になって手足がもう少し長くなってからであろう。
 大南林道を進み、玉屋神社への分岐点の所に①の道標がある。ここから、汐井川の自然石を伝って対岸へ渉る。対岸には、目印のテープがあり、そこから続く山道を進む。スギ林の中を通る踏み跡はほぼ明瞭で、目印は視認できる間隔で続く。黒岩山への分岐を過ぎてさらに進むと、④の大南林道に出会う。林道を直角に横断し、そこからY字状に右上へ分岐する林道の支線に入る。分岐から、荒れぎみの支線を300mほど進んだところに写真⑤の道標があり、ここが岳滅鬼山への登山口。
 道標にそって再び山道に入る。スギ林から自然林になると、ほどなく岳滅鬼峠に着く。峠には「 從是北豊前國小倉領」と刻まれた大きな石柱が立っている。この峠は、大分県の中津市と福岡県北九州市の小倉を結ぶ古くから要衝であったのであろう。
 峠から右へ、急坂の尾根を登る。尾根筋は自然林で心地よく、吹き抜ける風は爽やかだ。やがて固定されたロープ場に着く。ロープ場は連続的に3カ所あり、慎重に通過する。峠から三つ目のピークP1には、写真⑨の私製と思われる標識があり、このピークが今回のルート上の最高所。付近にはシャクナゲの群落がある。しかし、蕾は緩み始めたところで、花はもう少し先であろう。鮮やかに咲くミツバツツジを眺めながら進み、視界が開けると間もなく岳滅鬼山の頂に着く。
 この日も大気は澄んでいて、山頂からは北方向に英彦山、遠くには国東半島の山影も見える。
 昨日は東峰村から岳滅鬼山へ。そして、今日は添田町から同じ岳滅鬼山に登ってみた。いずれからのルートも歩くのに支障はなく、次の機会には今回と同じ添田町から、岳滅鬼山、浅間山を経て東峰村へ縦走をしてみたい。



徒渉点 
 手前の大南林道から向こう側へ渉る
右端の自然の飛び石を伝う
川幅は30mほど
 流れを渉るのは、幅1~2m
ほどのところを2~3カ所



 

大南林道横断地点
右上へY字状に分岐
する作業道へ進む



作業道沿いの登山口 ④から
300mほどのところに道標がある
 


登山道を彩る花々


 
オオカメノキ

 


石柱が立つ岳滅鬼峠
ここから右へ尾根を登る
 


 
固定ロープ場-1(5m)
ロープ場は⑦⑧⑨が連続的に
 

 
ミツバツツジ

 

固定ロープ場-2(20m)



固定ロープ場-3(30m)

 

ヤブシキミ



地図P1の標識
岳滅鬼山の頂は次のピーク
 

 
岳滅鬼山山頂
奥にはブナの大木


緩み始めたシャクナゲの蕾
花は、もう少し先であろう

 

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