羽金山 はがねやま (900.3m) 佐賀県



山頂からの展望


経路概念図 クリックで拡大





左奥は天山



山頂に立つ高さ200mの
標準時送信アンテナ
高い空には、季節を示す鱗雲



山頂


2014年9月13日

 初めての羽金山へ。この山は佐賀と福岡の県境にあり、山頂一帯は、「はがね山標準時電波送信所」が建設され、その管理車道が山頂まで通じている。さらに、新しい市販の登山地図には、「ルートは迷い安い」と記載されていることから、私たちは登山対象の山からはずしていた。
 ところが、最近、この山に近い山々を訪ねているうちに、羽金山にも登って見たくなった。

 登山口は、山の北東にある長野峠。登山口には、羽金山を示す道標がある。
 人工林の中を進み、小さなピークを七つ越えた鞍部には、前原市の「白糸の滝」方向を示す道標がある。ここから山頂手前のフェンスまで、ルート一番の急坂が続く。
 フェンスにある注意書きにそって、フェンス沿いに右回りに進み、「電波送信所」の正門へ。
 正門までに越えた、小さなピークの総数は九つほど。

 正門のインターフォンで、山頂まで行きたい旨を伝えると、次の条件を示された。

①構内で飲食をしないこと。
②構内で長時間の休憩はしないこと。
③構内のトイレは提供できないこと。
④訪問者名簿に署名すること、など。

 全て了承することを伝えると、遠隔操作で解錠して下さり、示通りに見えない建屋の方向へ進む。
 建屋に近づくと、職員の方が外で待っていて下さった。
 ここでは親切に、電波塔が建設された経過や目的、それに見える風景やの山々の解説もして下さった。
 山頂は、玄界灘や福岡の市街、それに、脊振の山々や天山などの素晴らしい大展望である。
 なお、三角点と山頂標識は佐賀県側にある
 丁寧にお礼を述べて下山する私たちを、職員さんはしばらく見送って下さった。少々長い見送りは、私たちが立ち入り禁止区域に入らないように、それとなく見守っていていて下さったのであろう。
 帰りは、往路を引き返した。

 この日のルートは、一部に膝ほどの夏草があるものの、踏み跡は明瞭で、立ち止まってルートを確認する場面は全くなかった。
 踏み跡の状況から、近年はこのルートを歩く人が多いのであろう。

 
 

標準時電波送信所の正門(通用口)
ここのインターフォンで、山頂まで
行きたい旨をお願いした


ススキ



ツリフネソウ



ヤブラン



モミジガサ



オニノダケ



ガンクビソウ



ホトトギス



ヤマハッカ



アキチョウジ

 

ツクシアザミ



ヒメシオン

 
 

クサアジサイ



フユイチゴ



ゲンノショウコ



ウド



ナルコユリ



ホウチャクソウ



たくさん落ちていた、マタタビの実



アカタテハ

 
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