英彦山中岳(約1180m)  福岡県


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山頂



出発前、日本山岳会北九州支部長
から、この日の予定や注意点を聞く

 

山道沿いに

 

屋根に雪が積む英彦山神宮


2014年4月6日


 この日は、英彦山の清掃登山に参加。山頂にバイオトイレが建設されるのを機に、「山頂付近のゴミを拾って美しくしよう」と呼びかけたのは、日本山岳会北九州支部、筑豊山の会、それにバイオトイレの建設を要望してきた、英彦山の環境・トイレを考える連絡協議会などである。
 呼びかけに応じたのは、地域の山の会や観光協会、英彦山の観光ボランティア組織、県立青年の家、添田町役場、県庁、それに、英彦山の地主さんである英彦山神宮などから80名ほど。

 登山口の別所駐車場で、この日の予定や注意を聞いて出発。登山道沿いにはミツマタが美しく咲き、英彦山神宮の奉幣殿の屋根には雪が薄く残り、中腹からは雪の積む登山道を登る。
 山頂は、3cmほどの積雪と冷たい北風である。参加者は地面の雪を取り除きながら、古くから土に埋められてきた空き缶やビンなどを掘り出して集る。集めたゴミは、バイオトイレの建設資材を運ぶヘリに運び下ろしてもらう計画で、運搬用の大きな袋に次々に入れる。
 南東側の急斜面のゴミ集めは危険なため、日本山岳会の皆さんがザイルを使って作業を続けることにして、全体の清掃作業は1時間半ほどで終了。

 中岳山頂に建設中のバイオトイレの供用開始は、5月25日(日)の山開き前に設定されている。屋根には既にソーラー発電のパネルも取り付けられ、工事は順調に進められている。
 完成後のトイレ清掃は週2回、登山団体や野鳥の会などの7団体と個人の皆さんによって行われる計画であり、私たちもボランティアとして参加をすることにしている。



中宮で祈る若い女性の山伏さん



霧氷がついた山頂のブナ


ススキにできた霧氷



昨夜の雪が乗るシロモジ



ゴミをヘリで運ぶための
網を雪の中から引き出す



雪の積む土中から掘り出したゴミ
ゴミは過去に捨てられた空き缶やビン



集めたゴミをヘリで吊り
上げる大きな袋に入れる



下山路に咲いていたシキミ




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