天主の舞台(1,194m)〜天主山(1,494.1m)  熊本県

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天主の舞台


天主山山頂


ト リ カ ブ ト

2013年10月1日

 天主山へは何度も登っているが、「鮎の瀬新道」を登るのは7年ぶり。薄れた記憶を辿りながら、車で山都町の鮎の瀬橋から鴨猪川林道へ。 林道は舗装され、途中から新しい林道が造られて別方向へ延びている。この新しい林道と、登山口へ通じる古い林道との分岐をうっかり見過ごし、新しい林道へ進んでしまった。しばらく進んでから気づき、引き返して古い林道へ入る。

 古い林道への分岐から2.8kmほどのところに工事用のゲートがあり、車の通行はそこまで。ゲート手前のやや広い空き地に駐車して、林道を歩く。しばらく進むと林道の分岐があり、登山口方向を示す道標もある。
 7年前は、ここまで車で進むことができた懐かしいところである。分岐を右へとり、「鮎の瀬新道」の道標が立つ登山口から急坂を登る。

 登山道は自然林の尾根を通り、時折吹く秋の風が心地よい。樹上からは、シジュウカラのさえずりも聞こえてくる。さえずりは、本来春の頃であるが、この時期は春の天候に似ており、恋心が芽生えてさえずるのであろう。

 天主の舞台は天主山の展望地で、目の前にその頂が見える。一息入れて鞍部へ下る。
 鞍部から再び急坂を登り、しばらくするとトリカブトの大きな群落に出会う。花は見頃で、青い花に混じって白い花も見える。さらに登り、次の群落を見て山頂へ。
 山頂は樹林の中で展望は得られないものの、木々の間から黄色く色づいた里の稲田が僅かに見える。山頂でひと休みしたあと、往路を引き返した。 

アケボノソウ


ツクバネソウ


天主の舞台から見る天主山


マツカゼソウ


ミゾホウズキ

 

ヘビイチゴ


ヘビイチゴの実

 

モリアザミ


色づき始めたカエデ


オモトの実


アオハダ


ガマズミ


ブナの実


ナツツバキの実


地面に落ちていたヤマボウシの実


オトコヨウゾメ



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