川辺川源流点(約1640m)〜国見岳(1738.8m)  熊本県

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国見岳山頂


源流点の流れ出し


2013年9月19日

 国土交通省が発表している日本一の清流、川辺川の源流点を定めるイベント「源流を探そう」が9月23日に予定され、参加者の安全をはかるためのルート整備に参加。参加者は、地元の人や消防署で山岳救助に携わる皆さん、それにボランティアの総勢6名。
 今回のイベントは6月に計画されたが、悪天候のために延期されたもので、ルートの整備は5月に一度行われており、この日は2回目の整備である。

 入渓地は、樅木林道の五勇谷橋手前のゲートから4.2km先。いつもは閉められているゲートを特別に開けていただき、車2台で進む。
 車1台は下山予定の旧登山口近くに置き、もう1台で入渓地点の近くまで進む。

 入渓地点は、林道に架かる橋の左岸側である。渡渉地点では、飛び石の状況を確認。浮き石は安定させ、不足する所はできるだけ大きな石を運んで補う。渡渉に危険な所は、倒木を利用した手すりを作るなどして進む。
 高巻く急傾斜では鍬で足場を作り、ルートを間違えそうな所は目印を補足して源流点に到着。
 秋になり、源流点の水量は減っているのではなかろうかと気がかりであったが、水は思っていたより多く、500mlのペットボトルを満たす所要時間は4〜5秒ほど。水の湧き出し口には、青竹の樋を備えて準備は完了。

 源流点からすぐ上の尾根に出て、国見岳の山頂で一休み。この日は見通しが良く、雲仙の平成新山や熊本の市街地、さらには、九重や祖母、傾の山影も見える。
 山頂から、国見岳の旧登山口へ下って車を回収し、樅木に戻って解散。あとは、イベント当日の好天を願うばかりである。 

安全に渉るため、大きな石を運んで飛び石に


渡渉者の手すりにするために、大きな倒木を動かす
気合いを入れて、せ〜の・・・


  
色づき始めたナナカマド


マタロク谷に落ちる滝


アケボノソウ


ヒメジソ



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