一ノ峯(857.9m)〜二ノ峯(約870m)〜冠ヶ岳(1154m) 熊本県


一ノ峯山頂からの眺め 左、俵山 右、冠ヶ岳 中央手前は二ノ峯

 
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一ノ峯山頂

 
冠ヶ岳山頂


二ノ峯山頂


一ノ峯から見る二ノ峯


2013年9月10日

 この日の期待は秋の花。林道沿いの空きスペースに駐車して、一ノ峯へ向かう。道沿いには初々しいススキの穂が連なり、マツムシソウの花も続く。一ノ峯の山頂付近にはオミナエシがたくさん咲いていて、今年は数が多いように思う。

 二ノ峯を越えて尾根筋を登る。広い草原には、クリやナラそれにケヤキなどの幼木が育っていて、その下草刈りのの真っ最中。休憩中の人に尋ねると、一帯は地域の草刈り場であったが、数年前に水源涵養林として植林が行われたそうである。この草原も、数十年先には自然樹の森になるであろうことを想像しながら、緩やかな尾根道を登る。

 俵山と冠ヶ岳を結ぶ縦走路に出て右へとり、冠ヶ岳へ向かう。冠ヶ岳の山頂からは、霞の中に阿蘇の噴煙がかすかに見える。

 山頂からは、初めて辿る周回路を下る。鉄塔の先で舗装道に出る。それを右へ、ゲートを越えて下る。舗装が終わる、Eの鉄塔から防火帯を下る。防火帯と重なるルートはJの方向である。しかし、先には二つ目の渡渉点がある。今は渡渉点の水量も多いようなので、今回は一つ目の小さな渡渉点の手前GからIへ下る。

 Gから先は背丈ほどのススキの濃いヤブで、かき分けながら歩きやすそうな所を探して進む。少し進んだ所で、通って間もない牛の踏み跡を見つけ、それを下る。
 Hで牧野道から延びた幅の狭い舗装路に出会い、それを進んで牧野道に出る。牧野道を下り、ゲートを越え、林道に合流して駐車地点へ戻った。
 次の機会には、J方向に続く防火帯のルートを辿ってみたい。

 下山後に、昨年偶然見つけたヒメノボタンの咲く所へ。ヒメノボタンは、今年も秋の日射しの中にあちらこちらに咲いている。この場所は知られていない所のようなので、これから先も静かに見守りたいと思っている。

下山路から見る左、一ノ峯 右、二ノ峯


マツムシソウ


サイヨウシャジン

ヒメキンミズヒキ


ハギ


ミヤマイボタ


オニノダケ


ツルボ


キセワタ


ヒロハフウリンホウズキ


一本だけ色づいていたヤマザクラ


真っ赤に熟れたヤマボウシ

 
ヒヨドリソウ

 
アソノコギリソウ

 
オトギリソウ

 
ドングリ


ヤマハハコ

 
  
オトギリソウ


ゲンノショウコ

  

ムラサキイヌホウズキ

 

キアゲハ

 
ノバラ

 
ウド


キリシマヒゴタイ

 

ウラギンヒョウモン


ツマグロヒョウモン


アオフナバラソウ


マツヨイグサ


車道沿いで見たヒガンバナ



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