福智山(900.6)〜鈴ヶ岩屋 (836m) 福岡県

 
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山頂 看板の標高は900.8mとなっているが、
国土地理院の標高値は900.6m



山頂の祠


七重の滝 五の滝


七重の滝 七の滝


2013年8月18日

 鱒淵ダムから、七重の滝を経て福智山へ向かう。渓流の水は少なく、目当ての滝には、シャワーを浴びながら涼しげに登るクライマーの姿も。
 この日も気温が高く、吹き出す汗に全身が濡れる。谷を詰めて稜線に出ると、爽やかな風が心地よい。

 福智山の山頂からは、ぼんやり霞んだ中に近くの貫山や足立山がかすかに見えるだけ。見通しの良いときには360度の大展望が広がり、英彦山や三郡山など筑豊盆地の外輪をなす山々を見渡せるが、この日は残念な眺望である。
 山頂から、東方向へ続く自然歩道を下る。ススキが茂る登山道に咲くオミナエシやナデシコなど、秋の七草を眺めなら下る。

 鈴ヶ岩屋のそばまで進むと、比較的新しい切り分けが鈴ヶ岩屋の方向へ延びているではないか。鈴ヶ岩屋は去年の秋、この切り分けの所から山頂を目指したが、濃い灌木のヤブとノバラやキイチゴなどのトゲ植物に阻まれ、山頂の手前50m程のところから引き返した苦い思い出がある。

 そこでチャンスとばかりに、鈴ヶ岩屋方向へ続く切り分けを進んでみる。切り分けにはススキやトゲ植物が伸び始めているものの、歩くのに支障はなく、数分で山頂へ。切り分けは山頂から少し先の岩棚まで延びており、そこからは鱒淵ダムや平尾台方面がよく見える。
 鈴ヶ岩屋はかなり前に一度登っており、山頂に立ったのは二度目である。懐かしい山頂でひと息入れ、分岐へ引き返して自然歩道を下る。やがて往路に出会い、ダム湖の周回路を歩いて駐車地に戻った。

鈴ヶ岩屋から見る福智山


鈴ヶ岩屋


鈴ヶ岩屋の山頂 標識はない


オオハンゲ


ナツエビネ

キキョウ


ヌスビトハギ


オミナエシ


カワラナデシコ


ヤブミョウガ


ギボウシ


サイヨウシャジン


ヤマハハコ


ヤブラン


シラヤマギク


オカトラノオ


ゲンノショウコ

 
 
ミソハギ


ノブキ


ヤブレガサ

 
 



ヤマハッカ

 
ヒヨドリバナ


キンミズヒキ

 

マツカゼソウ

 

クサギ

 

ヤイトバナ


センニンソウ

  

ミズタマソウ

 

ホトトギス


咲き始めていていた一輪の
ツリフネソウ



クルマバナ


日やけしたサルトリイバラの実


ヤマボウシの実


マタタビの実
左下は正常果、他は虫えい果




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