白鳥山 (1639.2m) 熊本県

経路概念図 クリックで拡大


 屏風岩(カルスト地形) 地図のA


ブナの大木


山頂


2013年8月3日

 前日は五家荘の皆さんとともに長年続けている、登山の環境を整えるボランティア活動に対して、地元の八代市長さんから感謝状をいただいた。
 明けてこの日は、市長さんや地域の皆さんのお心遣いに、晴れ晴れとした気分で山頂へ向かう。
 日の出前、登山口の気温は16℃。平地では想像できないような爽やかな登山道を進む。小さなピークをいくつも越え、道沿いに咲くヤマジオウやオオルリソウを愛でながら登ると、やがて植物保護のために設けられたシカよけネットに出会う。
 ネットの中を見ると植物は大きく育っていて、ネットの外とは大きな差。いかにシカの食害が大きいか、一目瞭然である。
 石灰岩の造形美で知られる屏風岩の側を通り、鍾乳洞の横を登って山頂へ。
 山頂は、自然の大木が数多く立つ素晴らしいところである。山頂でひと休みしたあと、北東へ下って屏風岩に出会い、往路を引き返して登山口へ戻った。

 下山後の楽しみはキレンゲショウマ。キレンゲショウマは、十数年前までは脊梁山地一帯に自生をしていて、いたるところで見ることができた。それがシカの食害により、現在ではほぼ全滅状態。現在キレンゲショウマを見ることができるのは、シカよけネットで守られたところだけである。
 訪ねたキレンゲショウマは、シカよけネットの中で伸び伸びと育っていて、黄色い花はちょうど開き始めたところ。見頃はこれからである。

植生の回復状況 シカよけネットの内(右)と外(左)


バイケイソウ


苔に覆われて生きている大木の株元


オオルリソウ


苔むす大きな伐り株


コナスビ


ヤマジオウ


平家の歴史を語りかけるような鍾乳洞 地図のB 


平清経住居跡の碑 地図のC


シシウド


水苔に覆われた御池


ヤマシャクヤクの実


ノリウツギ


イケマ


オトギリソウ

 
ブナ林


ウリハカエデ


シラヤマギク

咲き始めたキレンゲショウマ











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