烏帽子岳 (1692.2m)〜五勇山(1662m)〜小国見岳(1708m)〜国見岳(1738.8m) 熊本県


烏帽子岳からの眺め 脊梁の山並みがよく見える

経路概念図 クリックで拡大


烏帽子岳山頂


五勇山山頂


小国見岳山頂


国見岳山頂


2013年5月14日

 地域の消防署が五家荘の山で進めている、レスキューポイントの設置へ参加した。参加者は、ボランティアを含めて総勢13名。

 樅木林道沿いにある登山口から、烏帽子岳へ向かう。しばらく登ったところにある伐採跡地は、大型の木材搬出機で登山道が寸断され、ルートが分かりづらくなって道迷いの危険性が高くなっていた。 ここは人気のルートであり、道迷いを防ぐために「泉・五家荘登山道整備プロジェクト」やボランティアの皆さんによって道標と目印が付けらた。その結果、最近ではルートもほぼ定まり、分かりやすくなってきた。
 伐採跡地を過ぎればルートは明瞭で、順調に登る。烏帽子岳の山頂に近づくと、シャクナゲが現れる。花は少ないものの、ちょうど見頃。淡いピンクが美しい。
 烏帽子岳の山頂は見晴らしが良く、遠くに市房山や霧島の山陰も見える。烏帽子岳から五勇山へ向かう。

 ヘリによるピックアップが可能な所には、消防署の皆さんとスキュ−ポイントを設置をしながら進み、五勇山、小国見岳を経て国見岳の山頂へ。
 国見岳の山頂は、脊梁屈指の展望地。霧立ち越の稜線や、阿蘇、久住の山並も見える。国見岳から新登山口へ下り、林道に出会って出発地点に戻った。
 
 この日に設置されたレスキュ−ポイントは13カ所である。五家荘にある登山対象の山は38座。これまでに、38座のルートに設置されたレスキュ−ポイントの総数は170カ所に及ぶ。
 この日で主要なルートへのレスキューポイントの設置は終わり、残りは短い数本のルートだけになった。

 五家荘の山は九州百名山にその一割、10座が選ばれている。また、一昨年には九州では初めて、五家荘エリアが日本山岳遺産に認定されるなど、訪れる登山者は多くなってきた。
 消防署によるレスキュ−ポイントの設置は、増える登山者の安全と一刻も早い救急を願っての取り組みであり、私たち登山者にとっては心強いことである。
 機会があれば、残り僅かとなったレスキュ−ポイントの設置にも参加をしたいと思っている。
シャクナゲ
  
 ミツバツツジ 


オオカメノキ

 
 
ガクウツギ


フウロケマン

 
ギンラン


マムシグサ


ヤマツツジ


ハイノキ

 
ワチガイソウ





コンロンソウ


ブナの新緑

ユキザサ

 
消防署職員によるレスキューポイントの設置


ツクバネソウ

 




最後のピーク国見岳へ向かう

 

国見岳からの眺め



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