川辺川源流点(約1640m)〜国見岳(1738.8m)  熊本県

経路概念図 クリックで拡大


川辺川の源流点で記念撮影




出発地 林道に架かる橋の手前側から入渓




渓流を遡る




流れを高巻くところにルートを作る




先行者が足場を作りながら進む



再び渓流に沿って登る



若葉がすがすがしい谷筋



岩場に安全確保のロープを張る



水流が細くなり源流点は近い



辿り着いた源流点 
大岩の下から清水が湧き出している
水量は500mlのボトルを満すのに1分ほど


 

国見岳山頂


2013年5月7日

 この日は、川辺川源流点への登山道整備に参加。参加者は地元の人たちとボランティアの11名。
 五家荘の草花資料館に集合して説明を受け、車に分乗して林道を進む。いつもは締まっている、林道のゲートを特別に開けていただいて車で通過する。

 出発地は林道に架かる橋の手前側で、左岸からマタロク谷へ入る。参加者はそれぞれに鍬や鉈、鋸などを持って流れを遡る。踏み跡はなく、要所には目印を付け、繰り返し現れる渡渉地点には、飛び石を配置しながら登る。
 流れに沿って遡る事ができない岩場は高巻くルートを作り、危険な所には安全確保のロープを張る。途中には、左奥から流れ落ちる見事な滝も現れる。
 ルートを塞ぐ倒木は切り分けて進み、水流が細くなると源流点は近い。

 芽吹いたばかりのすがすがしい自然林の中を登ると大きな岩が現れ、その下から清水が流れ出している。ここが日本屈指の清流といわれる、川辺川の源流点。早速、手にすくって飲んでみる。源流点の水は、原生林の風味で旨い。

 この源流点は、ひと月前に地元の人たちとMishanによって探し当てられたところである。その源流点探しに私たちは参加できなかったが、源流点の設定は数年前から地元に提案をしてきただけに、感慨もひとしおである。

 源流点から、国見岳と平家山を結ぶ縦走路までに踏み跡はないが、距離は僅か150mほど。この間にも目印を付けて進み、縦走路に出ると程なく国見岳山頂に着く。
 国見岳から数年前に整備した登山道を下り、途中から傾斜の緩やかな旧登山口へのルートを下ってこの日の活動を終了。

 この日に整備した源流点へのルートは、普通の登山靴に水が入る事はなかった。しかし、雨の後など流水が多いときは危険であり、入渓は控えた方が良いと思われる。
  




ヤマシャクヤク


シロバナネコノメソウ

 

コガネネコノメソウ


サバノオ

 

ニリンソウ


ヤブレガサ

 

ワチガイソウ

 ジロボウエンゴサク 


集合場所の五家荘草花資料館で説明を受ける

 

チャルメルソウ

 

タネツケバナ

 
タチツボスミレ

 
ミヤマカタバミ


ミツバツツジ


クロモジ


ツルシキミ


バイケイソウ


シャクナゲ



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