英彦山中岳(約1190m) 福岡県

 
 
山頂

 
山頂に立つ上宮の前

 
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地図で山頂を確かめる


2013年5月5日

 孫のT君5歳は、3歳から山登りを始めて2年になる。これまで、T君にとっては楽しい思い出になるように、自然に親しむ山登りを続けてきた。

 この日は、これまでのT君の経験を活かして英彦山へ挑んでみることに。しかし、英彦山は歩く距離が長く、途中には岩場もあるなど、彼にとってはやや難しいルート。
 別所の駐車場から石段の参道を登る。すると、後方から「六根清浄〜懺悔懺悔」の大きな声とともに、響き渡るホラ貝の音が近づいてきた。彼は初めて見る山伏さんの集団にびっくり。
 T君は緊張した面もちで逃げるように階段を急ぐが、途中で息切れ。彼は、山伏さんに励ましの声をかけてもらうもののそれどころではないらしく、私たちにしっかり掴まり、山伏さん達が通り過ぎてから奉幣殿へ。

 さらに石段を登り、心配をしていた岩場も基本通りに三点確保で難なく通過。疲れれて足取りが重くなった所では、ストックで「電車ごっこ」をしながら進む。いつもは階段登りが好きな彼。しかし、延々と続く階段に中岳の手前まで登ったところで、「階段はいやになった」と言いながらも山頂へ。

 山頂でひと休みして往路を引き返す。途中からバードラインに入り、奉幣殿の裏を通って出発地の駐車場に戻った。
 この日に回歩いた距離は8km弱、所要時間は6時間ほど。英彦山は彼にとって、つらい山登りになったのではかかろうかと心配をしていた。ところが、下山するとすぐに「あしたは、どこのお山」との問いかけに、つい嬉しくなる。

 T君とは,れからも、遊びを織り込んだ楽しい山登りを続けたい。そして、いつの日にか、T君が両親と一緒に山へ出かける姿を夢見ている。
 

駐車場からダブルストックで進む


奉幣殿で祈る山伏さん


鎖もある岩場を基本通りに3点確保で登る


参道を登る山伏さん


続く石段を軽快に登る


タチツボスミレ


ツボスミレ


山道を元気に登る


途中の地図で現在位置を確かめる


疲れた所では電車ごっこをしながら進む


ミツバツツジ


シャクナゲ


フジ


オオカメノキ


シロモジ








マムシグサ

 



ワチガイソウ


登山道の近くで休む野生のシカ


ショウジョウバカマ

 

ミツバツチグリ


ハルトラノオ

 

ムサシアブミ



立ち寄った英彦山の雪舟庭に咲くクリンソウ









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