普賢峰(1280m)〜保口岳(1281m) 熊本県


経路概念図 クリックで拡大



保口岳から見る普賢峰


帰りの林道から見る保口岳




登山口



地図のB 作業道から尾根に取りつく



普賢峰直前 岩場の急坂



鬼山御前が祀られる普賢峰山頂



スズタケが被さる普賢峰からの下り 前方は保口岳



保口岳山頂



地蔵峠の祠

咲き始めたヤマシャクヤク


2013年4月11日

 久ぶりに保口岳へ。目的は、一年前に地元の人たちと立てた、山頂標識の確認である。このところ、五家荘の山では山頂標識が無くなる事態が続いており、心を痛めている。

 登山口から最初のピーク普賢峰へ向かう。しばらく登ると民家があり、その横を通って人工林の中を進む。やがて作業道に出会ってそれを進み、地図のBで尾根に取りつく。この辺りから北西の風が強くなり、雪も舞う。

 普賢峰の直前は、岩が露出する急坂。ここには、消防署の救助隊によって事故防止のロープが張られていて、それを伝って登る。
 普賢峰の頂には鬼山御前が祀られ、心配していた山頂標識は無事でひと安心。少しぐらつく山頂標識の支柱をしっかり固定して、保口岳へ向かう。
 
 スズタケが覆う登山道を下り、緩やかに登り返すと保口岳の頂に着く。ここの山頂標識にも異常はなく、その無事を祝うかのように、すぐ近くにはヤマシャクヤクも咲き始めている。ヤマシャクヤクの花は、昨年に比べて2〜3週間早いようだ。

 保口岳の山頂から、西へ尾根沿いに下って林道に出る。林道から作業道へ進み、地図のDで作業道と別れて尾根道を下る。やがて、祠のある地蔵峠に着く。ここは、地形図に波線の道が描かれ、古の生活道が通っていたところであろう。

 地蔵峠の先には、土石流跡の急斜面があり、慎重に横断する。横断地点から先は、スズタケのヤブがしばらく続く。
 ヤブを通過中に、マダニがズボンに付着しているのを見つけた。今年は気温の高い日が多く、既にダニの活動も始まっているようだ。最近のニュースによれば、ダニが媒介するウイルスで複数の死者も出ており、格段の注意を払いたいと思っている。

 この地蔵峠ルートは古いガイドブックに載っているが、近年は歩く人がいないようである。土石流の横断地点は危険であり、ヤブもあるのでお勧めできるルートではない。 
 さらに下り、往路で通過した民家の横に出て登山口に戻った。
 

もうすぐ開くヤマシャクヤク


ヒトリシズカ


キケマン


良い香りのオニシバリ


雪が舞う寒さの中 半分開いたタンポポ


ヤブツバキ





アセビ


登山道沿いの民家のそばに咲いていたシャクナゲ

 
ヤマアイ



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