白鳥山(1,638.3m)  熊本県

 

白鳥山山頂でパノラマ撮影

 

圧倒されるような巨樹の森

経路概念図 クリックで拡大




 

青空に映えるブナの霧氷


2012年12月19日

 前夜は「泉・五家荘登山道整備プロジェクト」の会議と、引き続き行われた忘年会に参加。

 会議には、地域を管轄し山岳救助にも携わる消防署の隊長さんも参加され、登山道整備に対する貴重な提案を数多くいただいた。
 さらに感心をしたのは、この隊長さん、異動してきたこの春から、五家荘の登山地図に掲載されている全ての山、全てのルートに若い署員教育を兼ねて登り続け、山域の全容や危険地点の把握に努めているそである。
 隊長さんとは先月、平家山から南平家山を歩いたが、穏やかな中にも強い信念をお持ちの方であるとお見受けしたところである。
 隊長さんは今後、五家荘の登山道整備プロジェクトの活動に山岳救助の立場から支援をされるそうである。
 このことは心強いことであると同時に、私たちも隊長さんのお世話になることがないように、気を引き締めて山に臨みたいと思っている。

 さて、話を戻そう。二日酔いぎみで目覚めた朝、泊めていただいた宿のご主人に、登山口へ向かう林道走行時の注意点を教えていただいて出発する。

 どんよりとした冬の雲がかかる中、「次第に晴れてくる」との予報に期待をして登山口へ向かう。林道に積雪はほとんどないものの、路面を流れる水が凍ったところが数カ所あって慎重に進む。

 登山口の気温はマイナス5℃。周辺は森全体が白くなった規模の大きな霧氷帯になっている。しかし、雲は厚く青空にかわることを願いながら山頂へ向かう。 登山道の積雪は数Cmほどで、歩くのに支障はない。しばらく進むと雲が切れ始め、やがて期待通りの青空に。

 雪の上には動物や鳥の足跡が続き、青空に映える巨樹の霧氷に感動しながら山頂へ。山頂でひと休みしたあと、順光に輝く霧氷を眺めながら登山口に戻った。 

登山口の自然林



平清経居住跡の碑


カルスト地形の屏風岩



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