平家山(1469.5m)〜後平家山(約1560m)〜夫婦山(約1460m)〜南平家山(1510.2m)  熊本県

       
  この日に通過した四つの山


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2012年10月28日

 ツアー二日目。四つの峰を縦走するロングコースである。バスで平家山の登山口へ。
 昨夜の願いもかなわず、この日も小雨模様。雨具を着て平家山へ向かう。

 二つの渡渉点を渡り、人工林をジグザグに登って尾根に出る。ほどなく雨はあがり、願いは通じていたようだ。京丈山から続く縦走路に出ると、すぐに平家山の山頂である。

 山頂には、一週間前に「かわせみ」たちが立てた新しい標識が立っている。ここの山頂標識は今年春に立てたが、それが心ない人に持ち去られたために、再び地元に準備をしてもらって立てたもの。
 山頂標識は道標をも兼ねる重要なものであり、所管する官署への正式な手続き経て立てたものである。大切な山頂標識が、二度と持ち去られる事がないように願いながら、後平家山に向かう。

 国見岳へ通じる縦走路を進み、道標にそって南に分岐する道に入ると間もなく後平家山に着く。天気はすっきりしないが、林床を彩る落ち葉はしっとり濡れ、この時期ならではの風情である。

 夫婦山から先はスズタケのヤブであったが、今年9月に地元「泉・五家荘登山道整備プロジェクト」と私たち「やませみ・かわせみ」を含めたボランティアによって整備をされたルートである。整備をされた登山道は歩きやすく、快調に進む。
 美しい紅葉を眺めながら、五家荘の山ならではのブナやミズナラの大木の中を進んで南平家山へ。

 南平家山の山頂から北西へ続く杣道を下る。この杣道は地積調査のために切り分けられており、順調に進む。一旦林道に出て、10m先で再び杣道に入る。人工林の中をジグザグに下ると、今は使われていない古い作業道に出会う。そこからは作業道を渓流に沿って下る。やがて林道桜谷線に出て林道を進み、とぞの谷橋のところで迎えのバスに乗り込んで民宿へ。

ガスに煙る登山道





林床を彩る落ち葉の絨毯


ツルシキミ




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