雁俣山(1315.0m)〜京丈山(1472.5m)  熊本県


雁俣山山頂


雁俣山から見る尾根筋の紅葉


京丈山山頂

経路概念図 クリックで拡大


2012年10月27日

 この日から3日間は、五家荘に泊まって「日本山岳遺産」の山々を巡るルツアーへの参加。ツアーの名称は、九州脊梁ロングトレイル五家荘スペシャル。わくわくするようなネーミングである。

 私たち「やませみ・かわせみ」は五家荘の登山道整備や登山地図づくり、それに「日本山岳遺産」への応募を手伝ってきた。
 それは、今回のようなツアーを夢に描きながら、地域経済の活性化を願ってのことである。
 
 今回は「やませみ」が山友さんたちを誘っての参加。しかし、「やませみ」が登山のツアーへ参加するのは初めてのこと。
 ツアーの参加者は、九州各県から30名近く。集合地は、熊本県山都町道の駅「通潤橋」である。道の駅から、貸切りバスで国道445号の二本杉へ。 この日は、雁俣山から京丈山への縦走である。

 3班編成で、二本杉の登山口から雁俣山へ向かう。時折小雨が降る空模様の中、春にはカタクリが咲く登山道を登って雁俣山の頂へ。頂からの遠望は利かないものの、京丈山へ続く尾根は色づいて見える。

 雁俣山でひと休みした後、京丈山へ続く急坂を慎重に下る。色づいた木々を間近に眺めがら進み、途中では楽しい昼食タイム。昼食は、五家荘で作ってもらった山登り弁当。
 京丈山に近い石灰岩の尾根道には、名残のトリカブトが数輪、静かに咲いている。

 京丈山の頂も、あいにくの雲の中。晴れていれば、阿蘇山や雲仙の平成新山を眺めることができるのに、残念である。
 下山は、京丈山からワナバの谷ルートを下る予定であったが、天気や時間の経過を考慮してハチケン谷ルートへ変更された。

 京丈山山頂から往路を1km余り引き返して、ハチケン谷の林道へ。林道を少し下った所で手配をされた迎えのバスに出会い、歩行時間は大幅に短縮された。あいにくの空模様の中、ルートの変更は賢明な判断であったとほっとする。

 宿泊先の民宿では、珍しい山里料理に舌鼓をうちながらの賑やかな交流会。夜も更けた頃、天気の回復を願いながら床についた。  



トリカブト


苔むした石灰岩と落ち葉の縦走路


集合場所の道の駅「通潤橋」 熊本県山都町

 
  
五家荘 樅木の吊り橋 (珍しい親子の吊り橋)
 上段にあるのが「あやとり橋」で橋長72m、高さ35m。
 下段にあるのが「しゃくなげ橋」で橋長59m、高さ17m。




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