石楠山西峰(1,442m)〜石楠山東峰(1,450m)〜南山犬切(1,561.7m)〜七遍巡り(1,590m)〜北山犬切(1,621m) 熊本県 |
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2012年9月24日 この日の目当てはトリカブト。石楠越登山口から登る。数年前までは薄かった踏み跡ははっきりしてきて、登山者の数は着実に増えているようだ。 石楠山西峰の山頂標識を確認して石楠山東峰へ向かう。山頂標識は、五家荘エリアが九州では初めての日本山岳遺産に認定されたのを受けて、この春に「泉・五家荘登山道整備プロジェクト」とボランティアの皆さんが立てたもの。各山頂に立てられた標識は、現在位置を確認できる大切な道しるべでもある。 石楠山東峰を越え、ブナの大木が多い南山犬切から七遍巡りへ登る。七遍巡りは幅の広い尾根にある鈍頂で、登山道がY字型に分岐する。この付近は、現在位置を把握しずらいところ。地元の人でも道迷いを起しやすいく、七遍巡りは、注意を喚起するために付けられた地名である。 ここには3年前に、先のプロジェクトの皆さんが山頂と各進行方向に立てた道標があり、進路を確認できるようになった。 七遍巡りから北へ向かう。川口樅木林道の山犬切峠を横断して、北山犬切へ登る。上福根山へのルートを分けると、すぐに北山犬切の山頂に着く。 山頂付近は、石灰岩の露岩で見晴らしが良い。北には脊梁の主峰、国見岳や今月始めに登山道を整備した五家宮岳の稜線が見え、南方向には市房山も見える。 先ほどの山犬切峠まで引き返し、林道を歩いて水上越へ向かう。林道は車での通行ができなくなって久しく、樹木が倒れ込み大きく崩壊しているところも数カ所あって慎重に進む。地図のA地点で林道と別れ、谷筋の古道、波線の道に入る。 Aから先の谷は流木が重なって荒れてはいるものの、進むのに大きな支障はない。しばらく進むと谷幅が広くなり、自然林の中に澄み切った水が緩やかに流れる素晴らしい所に出会う。 ここは二十年ほど前に歩いて強く印象に残っていたところで、また訪ねてみたいと思っていた。しかし、林道が通行止めになり、とうとう今日までその機会がなかった。 この素晴らしい風景は心に残っていた印象の通りで、新緑や紅葉の頃にも訪ねてみたいと思う。 思い出に浸りながら歩いているうちに、ルートを間違えた。Cまで進んだところで気づいて、Bまで引き返す。よく見ると、Bには古い小さなテープが一つ付いている。 Bから波線の道に沿って進み、白鳥山から続く縦走路に近づいたところで波線の道と別れ、縦走路に出る。 山犬切峠から縦走路に出会うまでに道標はなく、古い目印がAとBにあるだけで、踏み跡もない。 縦走路を西方向へ進み、水上越を経て七遍巡へ。そこから往路を引き返して出発地点戻った。 この日は、トリカブトの三つの群落地を通過した。花は盛りをやや過ぎてはいたものの、群落によってはつぼみもかなり残っていたので、花はもう少し先まで楽しめそうだ。 |
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アケボノソウ |
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ヤマブキショウマ |
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ヤマシャクヤクの種 |
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オオルリソウ |
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マムシグサの実 |
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ツキヨタケ |
ママコナ |
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ひと足早く紅葉したカエデの幼樹 |
白花ゲンノショウコ |
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イチイの巨木 |
コナスビ |
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マツカゼソウ |
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![]() 北山犬切から見る市房山 |
ミゾホオズキ |
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![]() 北山犬切からの眺め |
クサイチゴ |
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