三高山 さんたかさん(251m)〜白馬山 はくばさん(261m)〜大法山 たいほうざん(232m) 福岡県

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三高山南側の展望台


2012年6月7日

 初めての三高山へ。三高山は登山者に親しまれる里山として整備され、大法山への周回は古い自然木が残る魅力的なルート。

 嘉麻市下山田にある、安国寺前の大きな駐車場から出発。住宅地を通り、国道322号バイパスに出て東へ向かう。小さな峠を越え、すぐ先で左に分岐する舗装道に入る。この分岐点には三高山登山口の標識がある。

 分岐から70mほど進んだ所に三高山の方向を示す道標があり、道標にそって左の尾根に取り付く。なお、舗装道を直進すれば「三高山山小屋」を経て三高山へ通じる2本の別ルートがある。

 尾根道を進み、金網を過ぎた先で、「三高山山小屋」から登ってくる一本目のルートと合流して、急坂を登ると三高山展望台に着く。ここからは古処山から馬見山の稜線がよく見える。

 展望台から緩やかに下り、「三高山山小屋」から登ってきた二本目の登山道と合流して登り返すと三高山に着く。山頂は、樹林の中で展望は得られず、地図とコンパスで進行方向の尾根を確認して白馬山へ向かう。

 急坂を下り、小さなピークを幾つか越えて大法山への縦走路から南東方向に分岐するルートを70mほど進むと白馬山山頂である。この辺りは、シイやカシなどの古木をたくさん見ることができるすばらしい自然林。

 縦走路へ引き返して大法山へ向かう。下りながら小さなピークを越えると鞍部に着く。ここは地図に波線の道が横切るように描かれた所である。波線に沿う踏み跡を探してみるが、その痕跡を見ることはできず、現在は廃道となっているのであろう。

 鞍部から少し登ると大法山の頂に着く。山頂は樹林の中、ひと息入れて周回路へ進む。道標に大法園と書かれた道を分けその先で岩場に出会う。岩場の短い梯子を登りさらに進むと、これから向かう展望台と旧庄内町へ通じる三叉路に出会い、そこには道標もある。

 第一展望台は、四等三角点があり英彦山の展望に優れるが、この時は霞が濃くて写真に写らない状況である。少し下ったところで鴨ヶ岳へのルートを分け、さらに下ると第二展望台に着く。ここからは、麓の家並みや古処山、馬見山がよく見える。

 さらに下って三光園に出会い、その先で車道に出る。ここには地図を書いた案内板がある。車道の南東側は谷川で、水が溜まる小さな砂防堤のすぐ下から、案内板に書かれた安国寺への山道に入る。

 山腹を横切りながら小さな尾根を幾つも超え、安国寺に出て駐車場へ。この日に歩いた距離は5.7km、所要時間は2:40であった。

 なお、通過した山頂標識に記載されている標高は、経路の断面図から見ると値が違っている可能性があり、あるいは、山頂標識の位置がずれていることも考えられる。これらのことは、機会があれば地元や関係者にお知らせをしたいと思っている。

展望台からの眺め
左から馬見山、屏山、古処山



三高山山頂


大法山山頂


白馬山山頂


第一展望台にある四等三角点
基準点名:大法山展望台



動物の足跡が残るぬた場


駐車場のそばにある、安国寺
に立つ不知火光五郎の碑



アザミ


ヤマツツジ


ネズミモチ



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