烏帽子岳(1691.7m) 五勇山 (1662m) 小国見岳(1708m) 国見岳(1738.8m) 熊本県 |
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国見岳からの大パノラマ 奥の稜線は霧立越 |
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小国見岳からの眺め この日に通過した烏帽子岳と稜線 |
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経路概念図 クリックで拡大 |
2012年4月23日 五家荘エリアの日本山岳遺産認定にともない、25の峰に山頂標識を立てる作業とルートの整備が進められてきた。今年2月から9回にわたる計画も、いよいよこの日が最終日。 この日は、五勇山と小国見岳への標識立て。それに、烏帽子岳登山道の再整備である。 地元「泉・五家荘登山道整備プロジェクト」の計画にそい、5名で烏帽子岳登山口を出発。 登山口から烏帽子岳にかけての登山道は、昨年の夏に整備されている。しかし、地図のAからからBにかけては、整備後にも新しい作業道がジグザグにくつられ、杣道と重なる登山道を何カ所も分断。 作業道の上下は1〜2mほどののり面になっていて、地元の人にも登山道がどこを通っていたのか分からない状況に。 そこで今回は、分断された登山道を繋ぐ目印をつけ、要所々々には道標版を取り付けながら進む。しかし、のり面の高低差が大きいところはこれまでの登山道をそのまま繋ぐのは危険なため、部分的には作業道を歩くところも設定。 登山道が寸断されているところには目印や道標を取り付けた。しかし、現時点では踏み跡が分かりづらくい。 このため、踏み跡が明瞭になるまでは、引き返すことも考慮して登りに利用する方が良いと思われる。 Aから先は、昨年夏に整備されているので順調に進む。烏帽子岳本谷登山口への分岐点に新たな道標を取り付け、その先からシャクナゲの群落を通る。歩きながらシャクナゲの蕾を見たところ、その数は少ないように見える。 烏帽子岳から五勇山へ向かう。見頃のマンサクの花を眺めながら、稜線を順調に進む。 五勇山の山頂に標識を立て、小国見岳へ向かう。登山道に被さる倒木を取り除きながら進み、小国見岳の山頂に標識を立ててこの日の主な作業は終了。記念の写真を撮って国見岳へ向かう。 国見岳の山頂からは素晴らしいパノラマが広がり、霧立越の稜線がくっきり見える。ひと休みして新登山口へ下る。 下山口である国見岳の「新登山口」の近くには、登山口が三つある。@「これまでの登山口」、A「旧登山口」、それに昨年夏に作られたB「新登山口」。 尾根道を下り、A旧登山口への道を分け、さらに下ると@、Aの分岐に着く。左は@へ通じるが登山道が荒れて危険なため、廃道にされている。 右はBへ通じる登山道で、「国見岳新道登山口へ」の道標があり、それを下る。この新設された登山道を歩く人は多いようで、踏み跡はかなり安定してきている。 やがて林道に出て@の登山口の前を通り、ゲートの横を通って駐車地点に戻った。 今回の企画に私たちが参加したのは、全9回25座のうち7回、21座。 地元の皆さんやこの山域に精通した人、それに山の動植物に詳しい方々と一緒に歩いて多くのことを学んた。この貴重な経験を、これからの山歩きに活かして行きたい。 |
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マンサク |
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ブナの幼樹 |
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国見岳山頂 |
ミヤマカタバミ |
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クロモジ |
ワチガイソウ |
ヒメミヤマスミレ |
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アセビ |
アオイスミレ |
タチツボスミレ |
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シキミ |
ヤブツバキ |
エイザンスミレ |
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タムシバ |
フウロケマン |
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バイケイソウ |
倒木に生えたシイタケ |
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シカによる樹皮の食害 このように剥がれると間もなく枯れる |
シナの大木にできた大きなウロ |
ブナの大木 |
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