岩宇土山(1347m) 熊本県


岩宇土山中腹から南方向の眺め 中央のピークは鷹巣山

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岩宇土山山頂

 

鍾乳洞の上にある岩峰から見る岩宇土山

  

登山道の途中に祀られている石仏

 
久連子鍾乳洞 地面から伸び上った氷筍


2012年2月20日

 五家荘の久連子から山頂を経てオコバ谷へ周回。距離は7.9km、4:20であった。

 この日は絶好のお花見日和。その分気温は低く、登山口はマイナス7℃。

 この日の目的は、青空のもとに咲くフクジュソウの鑑賞。それに、明日行われる、地元ガイドさんの研修を兼ねた登山道整備の事前調査である。

 登山口の近は、雪による葛の下垂や伸びた枝などでヤブっぽくなっているが、踏み跡は残っていて無事に通過。ここは明日、地元の皆さんと刈り払うことにして先へ進む。

 尾根に出るとわずかに雪が残るが、歩くのに全く支障はない。石仏を過ぎると、ルートは崩壊性土壌の急斜面を通り、踏み跡は崩れ続ける土が被さって不明瞭であるが、目印を確認しながら進む。

 鍾乳洞の中は滴る水が氷り、地面から立ち上がる氷筍がいくつもできていて、神秘的な眺めである。

 山頂からは、枝越に五家荘の山並みがわずかに見える。一旦下って鞍部からオコバ谷へ下る。

 ルートはスギ林の中で分かりづらいが、この日は雪に踏み跡がついていて、支障なく通過する。

 地元で白崩平(しらくえだいら)と呼ぶフクジュソウの群落では、早春の日射しの中に花が開き始め、たくさんの蕾も見える。見頃は今月末から来月初め頃であろうか。
 ここは踏み跡が薄く、一面にフクジュソウの蕾があって、それを踏まないように注意をしながら進む。

 この群落地は踏み荒らしを防ぐための対策が必要で、明日の登山道整備の折りに、どのような対策が可能か、地元の皆さんに提起をして智恵を出し合いたい。

 白崩平から、人工林や自然林の中を下る。崩壊が続く渡渉点は、この日も取り付く対岸が崩れていて、3mほどの崖になった所を注意して登る。

 そこから先は明瞭な登山道を下り、崩壊地復旧用の車道に出て登山口に戻った。

北斜面の積雪





気温が低く、花弁や蕊には霜がついている







 
渓流にできたつらら

 


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