真昼岳 まひるだけ (1059.8m) 岩手・秋田県境の山 (岩手県 西和賀町)

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真昼岳山頂


前の日に登った女神山から見る真昼山

 

手前のピークから見る真昼岳 山頂には社が建っている


兎平山山頂


2011年11月5日

 真昼岳は、奥羽山脈の中ほどに位置する山である。山名の由来は、「真蒜(まひる)神、真山権現を奉るため」とか、「坂上田村麻呂が東征の際、山頂で真昼を迎えた」などの説や、アイヌ語説もあって定かではない。

 登山口から少し下って、本内川に架かる吊り橋を渡る。この吊り橋は簡素な作りで、一歩一歩進むごとに上下左右にゆらゆら揺れて少々スリリングであるが、一人づつ慎重に通過する。

 川沿いから急坂を上る。途中には飛竜の滝を眺めるポイントがあり、ひと息つくのにちょうど良い。

 急坂は短くて、すぐ先から緩やかな登りになる。登山道は広いブナ林の中を通り、積み重なるブナの落ち葉に踏み跡が分かりづらいところも。しかし、目印は続いているのでそれを確認しながら登る。

 ブナ林を過ぎたたところで、兎平山へのルートが分岐する。兎平山は帰りに登ることにして先へ進む。

 稜線に着くと、前日に登っ女神山からの縦走路に出会う。そこを右へ進んで真昼山へ向かう。縦走路の両側はササ原で、起伏の少ない縦走路を快調に進む。

 縦走路は、やがて真昼岳の手前にあるピークへの急な登りになる。急坂をゆっくり登てピークの頂へ。その頂からは目指す真昼岳の頂が前方に見え、一旦下って軽く登り返すと山頂である。

 山頂からの展望は360度。遠く南西方向には以前登った鳥海山、そして北東方向には懐かしい早池峰山も見える。
 山頂からの眺望に思い出を重ねながらひと休み。そのあと往路を引き返し、兎平山に立ち寄って登山口に戻った。

登山道から見る飛竜の滝


登山道から見る兎平山




 
スミレ


落葉が進んだ中腹のブナ林

 

カエデ


ホウノキ


登山口からすぐの所で渡る20mほどの吊り橋



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