大千軒岳(1071.9m) 道南の山 (北海道 松前町)

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山頂


中腹から見る大千軒岳


登山口の看板


2011年10月28日

 登山口までは、国道228号から分岐する道道607号を30km余りを車で走る。
 道道は途中から一車線の未舗装となり、くぼみや水たまりが続いて、車は前後左右に大きく揺れながら進む。未舗装の距離は22kmほどで、今回、北海道で走った未舗装道路では最も長い距離である。

 登山口には大きな標識があり、すぐ先の広場に駐車して出発する。
 登山口からブナの中を登る。ブナ林を抜けるとササ原になり、目指す大千軒岳が遠くに見え、その雰囲気や樹木は本州の山と似通っている。
 
 山頂からは、松前半島の山並みが連なって見える。見通しが良い日には、津軽海峡の先に岩木山や八甲田山も見えるそうであるが、この日は霞んで津軽半島の山陰がかすかに見えるだけである。

 今日は、2カ月にわたって歩いた北海道最後の日。
 ヒグマに会わず、事故にもあわず、無事に歩き通せたことに感謝しながら山頂をあとにした。

 下山後には、一時帰郷をしていた「やませみ」と合流し、明日は津軽海峡を渡って下北半島へ向かう予定である。

登山道沿いのブナ林


登山道に残る一昨日の雪


すっかり葉が落ちたナナカマド



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