駒ヶ岳 馬の背(892m) 道南の山 (北海道 鹿部町)

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翌日、大沼公園から見た駒ヶ岳  印は馬の背


一般登山者の山頂とされる馬の背にある標識


下山時に一瞬見えた麓の紅葉   手前の木はカラマツ


2011年10月23

 この日は、早朝に立ち寄ったコインランドリ−の奥さんから、「近くの駒ヶ岳登山は、今日が最終日だからぜひ登って下さい」とお勧めをいただいた。その時はかなり強い雨が降っており、天気予報を確認すると次第に回復との予報に急いで登山地図をプリントして天気の回復を待つ。

 駒ヶ岳は2008年の噴火以来、土、日、祝、祭日以外の登山は禁止されていた。それが今年6月1日から平日の登山も解禁され、その最終日が10月23日である。
 しかし、登山ができるのは山頂の手前にある「馬の背」まで。

 登山の解禁中は、赤井川登山道の6合目まで車での進入が可能で、車で6合目へ向かう。昼に近くなって雲が薄くなり、時折薄日も射し始めた。
 6合目には係の人がいて、活火山に対する注意を受け緊急時の連絡先などを書いたメモをいただき、馬の背へ向かう。

 若いカラマツが育つ中につけられた、幅の広い登山道を登る。7合目あたりから上は濃いガスで、視界の利かない中を進む。
 さらに登ると小雨混じりの強い風が吹きつるようになり、防寒を兼ねたレインウェアのフードをきつく締めて登る。

 たどり着いた馬の背は火口の外輪で、近くに山頂も見えるはずであるが、この時は濃いガスで視界は15mほど。このガスで辺りの様子は全く見えず、進入禁止のロープが張られた外輪の縁を小さく回って往路を引き返す。

 登山口の6合目に近づいたところで一瞬ガスが切れ、大沼を囲むように広がる雄大な紅葉が目に入る。
 しかし、それもつかの間でまたガスがかかる中、今年の駒ヶ岳登山解禁最終日の山歩きを終えた。

シロマメノキ



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