昆布岳 こんぶだけ (1044.9m) 道央の山 北海道 豊浦町

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山頂


鋭鋒の昆布岳


山頂からの眺め 新雪を戴く羊蹄山


道道沿いの登山口

2011年10月19日

 恵庭岳でのヒグマ情報の後、ヒグマに対する警戒を強める必要があると思い、登りでも音が出やすくしかも低音で大きな音の鈴を登山用品店で買った。参考までに、お値段は2400円とやや高価。
 今回はその低音の鈴と、以前から使っている高い音の鈴二つを着けての入山である。

 この日は、昆布岳といういかにも北海道らしい山の名前に惹かれて、登ってみることに。
 道道914号沿いの登山口のそばには、駐車場とトイレがある。
 
 登山口からヒグマの痕跡に注意をしながら登る。登山道は幅3mほどに広くに刈り払われ、両側は背丈を超えるネマガリタケが密生するヤブである。
 登山道が広く刈り払われているのは、ヒグマやダニ対策のためであろうか。

 新しい鈴の音は今までの鈴より2〜3倍ほども大きく、他の動物や鳥などに大きなストレスを与えているのを心苦しく思いながら登る。

 5合目のすぐ先には「めがね岩」と言われる大きな穴があいた岩がある。通りかかった時は影ができていて、その影は龍の頭のように見える。

 8合目を過ぎると傾斜は急になり、ほどなく山頂に着く。
 山頂からの展望は素晴らしく、近くには新雪を戴く羊蹄山が聳え、遠くには洞爺湖も見える。

 下山の途中、4合目と3合目の間で真新しいヒグマの糞に気づいた。
 登る時には気づかなかったので、下ってくるまでの3時間ほどの間にヒグマがここを通ったようだ。
 このヒグマと出会わずに済んだのは、新たに購入した鈴の効果ではなかろうかと思っているが、果たして???。

ダケカンバの林の中を通る広い登山道
両側は背丈を超えるネマガリタケのヤブ


エゾノコンギク


影が龍の頭に見えるめがね岩


白色ゲンノショウコ

 
 

下山時に登山道で見かけたヒグマの糞

   
登山口へ向かう途中の紅葉



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