高原沼巡り 北海道 大雪山系

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高原沼から見る青空と雪と紅葉


ヒグマ情報センター
入山前に、ここで説明と注意を受けることが義務づけられている



2011年9月28日

 高原沼一帯は大雪山系屈指の紅葉の名所。「遅れたいた紅葉が見頃なってきた」との情報に沼巡りへ。
 入山口は、先日の緑岳と同じ高原温泉である。緑岳登山と違うのは、入山前に必ずヒグマ情報センターでヒグマに対する注意と、当日の入山可能なルートの説明を受けることが義務づけられていることである。

 沼巡りのルート一帯にはヒグマが生息しており、毎日早朝に情報センターの係員がルート上のヒグマの痕跡や姿の有無を確認して、その日の入山ルートや範囲を設定するなどの安全対策が行われている。

 私たちも午前7時から行われる朝一番の説明を受ける。この日に入山が許されたのは、沼巡りのうち左半分の高原沼までとされた。右半分には今朝の巡回時にヒグマの新しい痕跡があったとのことで、入山禁止に。
 20年ほど前に訪ねた時は、右半分だけであったので、今回でちょうど一周することに。

 説明が終わると、たくさんの入山者が列を作って入山する。途中には幾つもの沼があって、盛りを迎えた紅葉が水面に映える様は例えようがないくらいに美しく、最も奥にある高原沼からは万年雪や新雪を戴いた大雪の峰々も見えるなど、大満足の沼巡りであった。

 このひと月ほどかけて、北大雪から表大雪、さらには東大雪の山々を歩いてきたが、この日を最後に大雪と別れ、明日は阿寒方面へ向かう予定である。



 
 


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