黒岳(1984.0m)〜北鎮岳(2240m)〜中岳(2113m)〜間宮岳(2185m)〜荒井岳(2183m)〜
松田岳(2136m)〜北海岳(2149m)〜桂月岳(1938m) 北海道 大雪山系


 

お鉢平の外輪山      今回は左から右へ周回

 
経路概念図 クリックで拡大


山肌を染めるナナカマドやダケカンバ


 2011年9月19日

 日本一早いといわれる「大雪山系の紅葉がようやく見頃に」との情報に黒岳から北鎮岳、北海岳を回るお鉢巡りへ。

 今年、北海道の紅葉は例年に比べて遅く、大雪山系の紅葉が始まるまでの3週間あまり、北大雪などの山に登りながらその時を待ていた。

 この日、山の天気予報は初雪。真冬に近い装備をして出発する。
 黒岳へはロープウェイとリフトを乗り継いで七合目へ。列をなすたくさんの登山者に混じって山頂を目指す。

 9合目あたりからダケカンバが黄色く色づき、足下には霜柱が続く。黒岳の頂からは、遠くの斜面が鮮やかに色づいて見える。しかし、山頂を吹く風は冷たく、いつ雪が降り出してもおかしくないような寒さである。

 黒岳から北鎮岳へ向かう。途中の桂月岳は、帰りに時間や体力に余裕があれば登ることにして、先を急ぐ。この日のルートで、まだ登っていないピークは北鎮岳と桂月岳の2座である。

 雲の平から、お鉢の外輪へ登り上がる。登り上がった地点から北鎮岳へは500mほど。

 北鎮岳の頂からは主峰の旭岳や以前登った安足間岳(あんたろまだけ)が間近に見え、外輪の先には、これから向かう間宮岳や北海岳も見える。
 そして遠くには、トムラウシ山や十勝連峰へ連なる雄大な山並みが広がって見える。

 北鎮岳から大きく下って登り返し、中岳へ。そこからは起伏が少ない間宮岳、荒井岳、北海岳を経て大きく下り、15mほどの流れを飛び石伝いに渡る。

 往路で通過した黒岳石室に着いたところで、体力やリフトの終発時刻までにかなりの余裕があり、すぐ近くの桂月岳を往復する。
 この桂月岳は、20年ほど前から石室の前を通るたびに、いつでも登ることができると思いつつ、後回しにしてきた山である。

 石室からは黒岳へ登り返し、往路を下ってリフト乗り場に戻った。

@ 黒岳


黒岳から見る紅葉


A 北鎮岳


色づく雲の平


B 中岳


C 間宮岳

 
北海道第2位の高峰 北鎮岳


D 北海岳


ウラシマツツジの紅葉


沢沿いに残る万年雪

  

E 桂月岳

 
チングルマの綿毛 




途中で出会った北海道警山岳救助隊の皆さん
明るく朗らかな方々で、しばらく談笑
この日は初雪の予報に、低体温症に対する備えをご指導いただいた
私たちの真冬に準じた装備には、お褒めの言葉


 

ヒョウタンボク


登山道に出てきたシマリス

 




コケモモ


ホシガラス

 

クロマメノキ


トリカブト





チシマギキョウ

 


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