ウエンシリ岳(1142.3m) 北海道 西興部(にしおこっぺ)村  

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山頂

  
  
ウエンシリ岳


山頂から見る登ってきた尾根筋

 
2011年9月15日

 前日、登山口がある下川町役場と西興部村役場に登山道の状況を尋ねたところ、「登山道に異常はない」。「しかし、今年はヒグマの餌となる山の木の実が不作で、ヒグマが人里周辺に数多く出没しおり、特に注意をするように」との情報をいただいた。

 そして、次のことを守るように指導を受けた。
・入山は朝8時から15時頃までとし、クマの活動が活発な早 朝や夕方の行動はさける。
・鈴などを携行して、入山中は常に音を出し続ける。
・鈴の音が届きにくい曲がり角や沢音がしているところでは、 笛を吹くか大声を出すなどして、ヒグマに人の存在を知らせ ながら歩く。
・不測の事態に備え、クマ撃退スプレーを携行する。


 前日のピヤシリ山で教えてもらった、登山口がある氷のトンネルキャンプ場へ向かう。

 ヒグマに対する事前の指導に少々緊張をしながら、登山口から急坂を登る。登山道周辺はまだ緑が濃く、すがすがしい木立の尾根道を進む。

 しばらく登ると見晴らしの良い露岩が現れ、これか向かうウエンシリ岳の頂が遙か先に見える。
 両隣の尾根は急峻な山肌で、樹木が生えない常習的な雪崩の跡と思われるところが幾筋も見える。

 ハイマツ帯に入ると傾斜はゆるみ、ほどなく山頂に着く。
 見通しが良い時は、大雪の山々や遠くに利尻山も見えるそうであるが、この日は霞んで近くの山が見えるだけである。
 山頂でひと休みしたあと、往路を引き返した。


シナノキやミズナラが美しい急坂を登る


登山道脇の大きな露岩


マイヅルソウの実





ハイマツノ中を進む


ナナカマド


リンドウ





ツバメオモトの実


ツルリンドウ


アキノキリンソウ


アカトンボ



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