千間山(1067.8m) 熊本県

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本峰の三角点

  
 
北峰への途中から見る千間山本峰

 

本峰の標識


岩壁に咲くヤマツツジ


2011年6月3日

 美里町山出集落の先にある登山口から山頂へ。帰りは柏川林道の方向へ下り、途中から西へ分岐する地形図の破線の道へ周回した。距離は5.0km、所要時間は4:20であった。
 なお、この日の入山にあたっては、Mishan、CJNさん、ならびにT&Mさんのウェブサイトを参考にさせていただいた。

 美里町の山出集落から、山出川に沿うように延びる林道を終点まで車で行く。終点のすぐ手前には写真の「千間取水場」があり、ここまで舗装されている。終点は取水場から50mほど先の砂防用堰堤の下で、車10数台を停めることができるスペースがあり、そこに駐車する。

 駐車地点の対岸に写真の標柱が見え、ルートはその背後の尾根についている。
 急な流れの渡りやすい所を探しながら、少し下流へ移動して渡渉する。少々ヤブっぽい中を通って尾根に取り着くと、ヤブはなくなり目印も現れる。

 尾根は傾斜がきつく、自然林の立木に掴まりながら登る。踏み跡はないに等しいが、続く目印を確認しながら尾根の中心をはずれないように進む。

 途中には大きな露岩が数カ所に現れ、それを巻きながら登る。窓のような樹木の間からは、千間山の鋭峰が見える。

 千間山北峰から進行方向が南西に変わり、一旦下って小ピークを越え、さらに登れば三角点がある本峰に着く。山頂は北から西方向が開けているものの、この日の遠景は霞み、近くの茂見山とその尾根筋が見えるのみ。

 山頂から柏川方向へ続く尾根を地図とコンパスで確認して進む。少し下ると目印が現れ、踏み跡もはっきりしてくる。鞍部まで下り、登りにかかるところで地形図の破線の道が分岐する。

 分岐点に道標はないが、分岐点から目印が続く。踏み跡は薄いところがあるもののほぼ明瞭で、途中には堀切もあるなど、この道は木馬道の跡ではなかろうか、などとの想像を巡らせながら下る。

 山ひだに沿うように緩やかに下り、地図のA地点でシカよけネットに出合う。そこから、谷沿いに下る。踏み跡は消え、途中には土石流の跡もあって、ルートの分かりづらい所もある。また、幾つかの小さな谷を横切るところは進行方向に注意を要するが、探せば目印は続いていおり、それを確認しながら進む。

 茂見山方向への分岐点を過ぎ、目印にそってさらに下るとC地点の先で山出川の本流に出合う。渡渉できるところを探して対岸に渡り、さらに、出発してすぐに渡ったところで再び渡渉する。今回の2カ所の渡渉は登山靴を脱ぐ必要はなく、ほど良い飛び石もあって、支障なく渡ることができた。

登山口手前の千間取水場 駐車はここから先50m先の空き地


キュウリグサ


駐車地点の対岸に見える標柱
渡渉してこの背後の尾根に取り着く



山頂に咲くドウダンツツジ


下山時に渡る山出川の本流。この後、
出発時と同じところで再び渡渉する



エゴノキ


ジャケツイバラ




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