竜ヶ鼻(680.6m) 福岡県

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竜ヶ鼻の二等三角点(点名:竜ヶ鼻)

  
   
旧国道から見る竜ヶ鼻


旧道の金辺トンネル


山頂


2011年6月2日

 香春町金辺トンネル近くの登山口から山頂へ。帰りは展望地に立ち寄り、谷口集落の方向へ周回した。この日は、下山ルートを探して436.2mピークまで往復したので、それを加えた距離は7.5km、所要時間は5:10であった。

 旧国道と新国道322号香春バイパスの出会い地点から、旧道を歩いて金辺峠へ向かう。金辺峠には、写真の石碑がある。峠を北九州市側へ30mほど下ったところで、右に分岐する林道に入る。林道を400mほど進み、左へカーブする手前で登山道が分岐する。ここには、林道に張り出した木の枝の奥に小さなプレートがあるが、文字は消えていて読みとることはできない。

 登山道は防火帯の中を通っていて、踏み跡が続く。傾斜は次第に急になり、立木に掴まりながら登る。中間地点まで登ると大きな岩が現れ、岩場はしばらく続くが登るのに大きな支障はない。傾斜が緩くなるとほどなく山頂に着く。

 山頂は平たく、アンテナのような高い鉄塔の基部近くに三角点がある。山頂からは西に福智山が見えるが、山頂部分は雲の中。

 山頂から、展望地へ向かう。平地の様な登山道を南東へ進み、Bの分岐点で進行方向を北東へ90度変える。そのすぐ先で展望地へのルートが分岐し、分岐地点には展望地方向を示す道標がある。 展望地からは香春岳から牛切山へ連なる稜線が良く見える。

 先ほどの分岐まで戻り、地形図とコンパスで、進行方向を確認して進む。すぐ先で目印が現れ、傾斜は一気に急になる。大小の石灰岩が積み重なる難ルートを慎重に下り、岩場が終わるところで、谷口集落方向へ下る分岐を探すが見つけることができない。

 事前に得ていたルート情報のもう一つは、三角点がある436.2mピークの手前から下るルートである。その二つ目の分岐を探すことにして、尾根を南へ進む。しかし、この分岐も見つけることができずに、三角点のピークまで進んで引き返す。

 先ほどの岩場が終わったあたりまで引き返し、あらためて分岐を探してみるが見あたらず、地形図で大凡の検討をつけ、かすかな踏み跡らしいものを見つけてそれを下る。間もなく、かなり古い目印が現れるが、ひとつだけ。

 人工林の中をさらに下り、地図の「杣道出会」地点でやや明瞭な踏み跡に出合い、林業用や登山者が着けたと思われる目印も現れる。そこから踏み跡を下るが、分岐したり薄くなったり。そのうちに目印も踏み跡も消えてはまた現れるなど、定かではないルートを下る。

 しばらく下ると、石垣が残る畑(水田)跡に出合う。そこからは、明瞭な杣道が流れに沿って続き、さらに下ると古い未舗装の車道に出合う。そこから車道を進み、国道の香春バイパスに出合って出発地点に戻った。

 今回の下り、地図の「展望地」から「分岐」までの間は、滑りやすい大小の石灰岩が積み重なる難路で、岩が濡れている時はスリップ事故も懸念される。このため、この間は登りに利用した方が安全性は高いと思われる。

登山道取着き地点


金辺峠にある小倉藩の家老・島村志津摩の碑


地図の大岩


食べ頃のクサイチゴ


展望地からの眺め 左奥のピークは香春岳の二ノ岳・三ノ岳、
右稜線上の小ピークは牛斬山



シャク


色づき始めたクワの実


展望地からの下山路 写真の印象よりもかなりの急坂





カノコソウ


ナツトウダイの実


ノアザミ


キュウリグサ




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ウマノアシガタ