茶臼山(1445.5m)〜上福根山(1645.3m) 熊本県

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茶臼山山頂




 

石灰岩が露出する上福根山山頂


シャクナゲ

2011年5月19日

 八代市泉町にある林道久連子椎原線沿いの登山口から、茶臼山を経て上福根山を往復した。距離は13.5km、所要時間は8:45であった。

 今回は、最近出版された九州百名山の改訂版「九州百名山地図帳」に紹介されたルートを辿ってみることに。

 茶臼山へ登るには、今まで久連子の岳(だけ)から登っていた。今回の登山口から茶臼山までのルートは初めてである。

 道標のところから尾根の中腹を進む。登山道は崩落をしている所もあるが、踏み跡はついているので注意をしまがら登る。しばらく進むと安定した
杣道になり、崩壊した作業小屋に出合う。作業小屋から谷の中を流れに沿って進み、30〜40mほど先で東の谷へ入ってすぐ左の尾根に取り着く。

 尾根に取り着いて間もなく、地図のA方向へ明瞭な杣道が続いている。今回は、うっかり杣道をAまで進んだところで間違いに気づいて引き返した。ここは尾根に取り着かずに、谷を進むべきであったかも知れない。
 踏み跡は薄く地形的な特徴も少ない中、間隔が遠い目印を追いながら登る。

 しばらく登ると林道に出合う。林道を直角に横切り、尾根の中心に沿って登る。踏み跡は明瞭になり、目印も続く。茶臼山の山頂に近づくと2カ所の展望スポットがあり、これから向かう上福根山の大きな山容が見える。

 茶臼山の山頂は樹林の中で展望は得られないものの、周辺のスズタケは枯れて三角点がある。

 茶臼山から上福根山へ向かう。このルートは昨年、地元の皆さんと私たちボランティアが整備を行ったところで快調に進む。山頂から500mほど先で久連子への道を分け、分岐には道標もある。

 ブナやミズナラなどの大木が林立する心地よい登山道を進む。途中には、五家荘と五木村の境をなす積岩山から石楠越への山並みが一望できる展望ポイントがあり、この辺りからシャクナゲも現れる。

 シャクナゲの花着きは少ないものの、ちょうど見頃。淡いピンクの花を見ると心が安らぐ。シャクナゲは点々と続き、樅木への分岐が近づくとその密度は徐々に高くなる。
 シャクナゲは上福根山の頂に近づくと大きな群落になり、花は2〜3分咲き。この辺りも花着きが少なく、来年の花着きは期待できそうな予感がする。

 上福根山の山頂も立ち木の中で展望はない。山頂でひと休みした後、往路を引き返した。

茶臼山登山口 正面から取り着く
林道手前は椎原、右は久連子へ



登山道の取り付きに立つ道標




地図の作業小屋


ミツバツツジ


ツクシタニギキョウ


地図の林道横断地点 右から左へ


フジ


ガクウツギ


若葉


ブナの大木


 キツネ?  
材料はイヌツゲ
刈り込んだのはシカ 繰り返し
新芽を食べられてこの形に



美しい新緑


作業小屋近くの杣道



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