古処山(859.5m)〜屏山(926.6m) 福岡県


屏山からの眺め 嘉麻市方面

経路概念図 クリックで拡大

 
古処山山頂


屏山山頂


2011年4月21日 

 往路は、朝倉市秋月の古処林道終点から古処山を経て屏山へ。帰りは往路を引き返し、途中から紅葉谷へ周回した。距離は6.2km、所要時間は3:20であった。

 この日の目当ては、ホソバナコバイモとヒトリシズカ。ヤマザクラの花が舞う中を登る。水船を過ぎると、コショウノキの白い花が目にはいる。花は盛りを少し過ぎているものの、近づくと優しい芳香が漂ってくる。

 目当てのホソバナコバイモは、花の時期を過ぎた株もあるが、全体的にはちょうど見頃。

 古処山頂では、、質素で小さくあまり目立たないツゲの花も咲いている。

 古処山の山頂一帯は国指定特別天然記念物「古処山ツゲ原始林」で、面積は約12ha、6600本。その周辺には、連続して県指定特別天然記念物「秋月のツゲ原始林」が3ha、合計15haの広大な原始林が広がっている。

 登山道沿いにある、ツゲの原始林と表示されている看板を見て、今までは、原始林ではなく原生林の方が適切な表現ではなかろうかと思っていた。
 ところが最近、あらためてこのことを文献などで確認したところ、天然記念物としての正式な名称は原始林となっていた。

 登山道沿いには、ヤマルリソウやスミレがたくさん咲き、日当たりの良いところでは、早くもヒトリシズカが咲き始めていて、春は麓から山頂までやってきたようだ。


ホソバナコバイモ
 

アブラチャン


ヒトリシズカ


セントウソウ


コガネネコノメソウ


キケマン


サツマイナモリ


シロバナネコノメソウ


タチツボスミレ


ケマルバスミレ


ハルトラノオ


スズシロソウ


キランソウ


ツゲの花




ジロボウエンゴサク


コショウノキ


ヤマルリソウ


春の音


ヤブツバキ

 

ヤマガラ




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