愛嶽山 おだけさん(439m)〜宝満山(829m) 福岡県


宝満山山頂


経路概念図 クリックで拡大





 ウメが咲く麦畑から見る愛嶽山と宝満山


愛嶽山山頂


登山道沿いのつらら


2011年3月5日

 往路は、太宰府市の竈門神社から愛嶽山、キャンプセンターを経て宝満山山頂へ。
 帰りは、正面道を下って出発地点に戻った。距離は8.5km、所要時間は4:15であった。

 私たちが、山登りで長年通っている熊本県の五家荘は、菅原道真公との縁が深いところで、出発地の竈門神社には、五家荘から贈られたシカが神鹿として育てられている。
 その神鹿園の横を通り、本殿の前から右への道を辿って愛嶽山に向かう。

 登山道は明瞭で、要所には道標もある。スギ林の中を登り、尾根に出ると間もなく愛嶽山の山頂に着く。
 山頂には石造りの祠があって、馬に乗った愛宕将軍地蔵が祀られている。

 愛嶽山から鳥居くぐって鳥追峠へ向かう。林業用の作業道を下ると鳥追峠に出る。鳥追峠は太宰府市と筑紫野市の境で、峠にある筑紫野市の案内版には鳥越峠の表示。
 この峠の呼び名は、古い時代から太宰府市側では鳥追峠、筑紫野市側では鳥越峠と呼ばれてきたそうである。鳥追峠は数本の登山道が分岐していて、それぞれに詳しい道標が立てられている。

 鳥追峠から中宮跡へ向かう。傾斜は次第に急になり、反射板を過ぎるとほどなく中宮跡に着く。中宮跡の少し先から右へ分岐するキャンプセンターへの道に入る。この道は、等高線に沿うように進むところもあって、女道と呼ばれている。しかし、キャンプセンターに近づくと傾斜は急になって石段が続く。
 キャンプセンターの手前、大谷尾根への分岐点にある水場は豊かに流れ出している。

 キャンプセンターにはバイオトイレやベンチもあって、たくさんの登山者が休憩したり談笑したり、いつも和やかな雰囲気が漂っている。

 キャンプセンターから、ひと登りで宝満山の山頂に着く。山頂からの展望は良く、市街地の先に博多湾が広がり、西には雪が残る脊振山も見える。

 帰りは正面道を下り、往路で通過した中宮跡、一の鳥居を経て出発地点に戻った。

宝満山から見る福岡空港の滑走路と博多湾


豊かに流れ出す
キャンプセンター手前の水場



宝満山から見る脊振山


登山道で見かけたヤブツバキ


竈門神社の神鹿園 九州の脊梁、五家荘から贈られたシカ


朝の霜


車道沿いに薫るウメ




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