貫山(711.6m) 福岡県


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山頂


麓の貫から見る端正な姿をした貫山


霞む山頂からの眺め 見通しが良い時は、北九州空港や国東半島が良く見える 


2011年2月19日

 北九州市小倉南区の貫から、貫山権現の上宮を経て山頂へ。
帰りは修験者道場跡へのルートを下り、往路に出会って出発地点に戻った。
距離は4.9km、所要時間は2:50であった。

 駐車場はないので、路肩の空きスペースに駐車。車道を登り、鳥居から上宮への参道に入る。すぐ先で林道を横断するところにはタヌキの焼き物が数体置かれていて、そこが登山口。
 登山口から参道と重なる登山道を登り、林道貫線をショートカットしながら進む。

 林道を横断し、次に出合う林道は右へ20mほど進んで再び登山道に入る。人工林の中をしばらく登ると、また林道に出合う。林道を左へ、大きくカーブしながら80mほど進むと舗装をされた林道貫山線に出う。
 出会い地点には道標があり、道標にそって林道を右へ50mほど進んだところから再び登山道に入る。

 人工林の中を登ると登山道は二手に分かれ、そこには立木に巻かれた道標がある。道標には、右は修験者道場跡を経て山頂への案内。
 今回は左へ進み、上宮へ向かう。分岐点のすぐ先から自然林になり、登山道には大小の岩が現れるが、登るのに支障はない。貫山の岩石は、滑りやすい平尾台の石灰岩とは異なる花崗岩。

 さらに登ると石仏に出合う。石仏の山側には水場があって、給水ポイント。石仏から続く古い石段を登ると、ほどなく上宮に着く。

 上宮は石の祠で小さな広場になっている。広場から右へ向かえばこの日の下山道に出合う。
 ここは左へ進んで尾根に出る。急な尾根道をしばらく登ると、先ほどの分岐から右に進んで山頂へ向かうルートに出合う。

 出会い地点はササ原で、左へ進むとほどなく山頂に着く。山頂からの展望を期待していたが、霞がかかっていて遠景はぼんやり。いつもは良く見える北九州空港も見定めることができないほどの濃い霞である。

 マスコミによると、今月に入ってから先週までの霞は、大陸から飛来した通常の十倍を越える大気汚染物質によるとのこと。
 この日の霞は古くから言われている春霞なのか、それとも先週と同様に、大陸からの大気汚染物質によるものなのか、気がかりな状況だ。

 山頂から往路を引き返し、先ほど出合った上宮への分岐を過ぎてさらに下ると、再び上宮への道が右へ分岐する。

 自然林の中を下っていると、登山道の日が当たらないところには雪が残っているものの、スリップの危険性はほとんどない。
 やがて人工林になり、なおも下ると往路の分岐点に出合う。そこからは、往路を引き返して出発地点に戻った。

タヌキの焼き物が目印の登山口


フユイチゴ


上宮の少し下に祀られている石仏


石仏の右上にある水場


宗教遺跡であろうか 石仏の上にある庇状の大岩


古くからの参道 石仏から上宮に続く石段の道




  
登山道で見つけた鳥の巣跡


上宮 ここから左へ回り込み、尾根に出て山頂へ
向かった。右へ向へば、この日の下山道に出合う



下山後に立ち寄った白馬山登山口にある梅林公園(嘉麻市)
ウメは部分的に咲き始めたとこで、見頃はもう少し先になりそう





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