仏頂山(868.7m)〜宝満山(829m) 福岡県

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宇美町から見た山容


落差20m 全面に凍りついた難所ヶ滝
 

2011年1月25日

 この日の目あては難所ヶ滝。今年は、まれに見る規模の大きな氷ができているとの情報に出かけてみることにした。

 往路は、宇美町の昭和の森公園から難所ヶ滝に立ち寄り、仏頂山を経て宝満山へ。帰りは、うさぎ道を経て出発地点に戻った。
 距離は9.9km、所要時間は4:45であった。うち、滝での観賞時間は0:35ほど。
 
 登山道の積雪は、難所ヶ滝との中間辺りから現れる。登るにつれて深くなり、難所ヶ滝周辺では30cmほどに。

 落差20mほどの滝は全面にわたって凍りつき、まれに見る規模である。自然の造形を心ゆくまで観賞したあと、宝満山を目指す。

 河原谷まで引き返して稜線へ向かう。雪はさらに深くなり、稜線の近くでは40〜50cmほどになるが、トレースは明瞭で、ルートを見失うことはない。

 宝満山直下の岩場は、積雪や凍結による滑落事故防止のためにロープが張られて通行止め。稚児落としの大岩に沿い、北から西へ回り込んで山頂に出る。

 山頂周辺には雪雲がかかり、見えるのは福岡の街並みと博多湾だけである。

 宝満山から往路を引き返し、うさぎ道へ向かう。途中には、雪の重みで樹木が倒れ込んでいるところもあるが、進むのに大きな支障はない。

 深い積雪で、分岐点の確認ができるかどうか気がかりであったが、トレースは明瞭で、分岐点の目印や道標も確認できてひと安心。

 踏み固められたトレ−スにアイゼンを利かせながら順調下り、予定通りに出発地点へ戻ることができた。
   

長崎鼻

 

縦走路の積雪40〜50cm


仏頂山山頂


宝満山山頂

 

雪の重みで倒れた百年を越えるであろうヒバの大木


できはじめた根回り穴


難所が滝近くの岩に出来た大つらら



難所が滝付近の積雪

 

昭和の森公園から見える博多湾と市街




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