経ヶ峰(770m)〜古処山(859.6mm) 福岡県


経路概念図 クリックで拡大


石灰岩が露出する古処山山頂


小石原川から見る古処山(2010年10月)


日照院の手前を左へ進む


経ヶ峰山頂


2010年12月6日

 朝倉市秋月の日照院から、経ヶ峰を経て古処山山頂へ。帰りは、馬攻めから八丁越ルートへ周回した。距離は12.1km、所要時間は5:50であった。

 車は、秋月の中心部にある小学校跡の駐車場に停める。古処山へ登山するには、ここのトイレを利用するのが最も便利で、来年には水洗化されるそうである。

 古処山は、九州百名山に選ばれていて登山者も多く、トイレは古処山登山口の先にあったキャンプ場のものを利用できた。しかし、昨年のキャンプ場撤去とともに、トイレもなくなっているので注意が必要だ。

 古処山や秋月の水環境を守り、併せて登山者の利便性を図るために、古処山の登山口にトイレを設置して欲しいと願っている。 登山口のトイレの設置については多方面に働きかけているが、まだ実現の感触さえ得られない状況である。

 駐車場から郷土館がある桜並木の道を秋月城址へ向かい、杉の馬場から道標にそって日照院へ。

 日照院の石段の手前から、左折する道へ進む。道は竹林の中を通り、石材置き場からは山道になり、そのすぐ先で踏み跡はなくなる。

 目印などのルートサインはなく、竹の間から左上に見える尾根に向かって登ると、ほどなく自然林の尾根に出る。 この尾根は支尾根で、しばらく登ると標高点225mからの主尾根に合流する。
 尾根には枯れ枝がたくさん落ちているが、見通しは利いて登るのにさほど支障はない。

 踏み跡はないに等しいが、やがて目印が現れる。目印は古い物や新しい物が混在して古処山頂の近くまで続く。

 自然林はやがて人工林にかわり、踏み跡も次第に分かるようになってくる。

 テレビ中継所の建物を過ぎ、P445.7mでは秋月城址からのルートが合流する。高圧電線の鉄塔の周辺は空が開けていて、休憩するのにはちょうど良い。

 途中には倒木もあり小さく迂回しながら登るが、進むのに大きな支障はない。
 地図の本覚寺分岐で、古処山登山口近くにある本覚寺方面からのルートが合流し、P570mで原田からのルートが合流する。

 反射板の先にあるA地点で、ルートは北東方向へほぼ直角に曲がる。このA地点に道標はなく、反対方向にも踏み跡と目印が着いているので、地図とコンパスで進行方向を確認する。

 心地よい自然林の尾根をを進み、傾斜が急になると間もなく経ヶ峰に着く。ここ二は仏像があり、下戸河内からのルートが合流する。

 経ヶ峰から先は、何度か歩いたルート。途中ににあるコショウノキの花を期待していたが、今年はまだつぼみである。さらに進んで「ツゲの原始林」の看板のところから正面登山道に出て山頂へ。

 山頂からは、道標が整備されている八丁越ルートを下り、だんご庵を経て出発地点に戻った。

 今回歩いた、日照院から経ヶ峰までのルートは初めてで、筑豊100山パーフェクトガイド(飯塚六四会著)並びにCJNさん、T&Mさんのサイトを参考にさせていただいた。
 
日照院の先で尾根に出たところ


色づいたオモト


古処山頂の国見岩とツゲの古木


コショウノキの蕾


小石原川のほとりに咲いていた菜の花


咲き始めたビワ


だんご庵 名残の紅葉




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