長岩山(547.4m)〜グライダー山(約640m) 福岡県

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グライダー山山頂


長岩山山頂

 

草野町から見る長岩山


若宮八幡宮の境内


永禅寺


地図のE


地図の果樹園分岐

目印は杭にかぶせられた買い物袋



2010年12月2日

 久留米市草野町吉木にある若宮八幡宮から、長岩山を経てグライダー山を往復した。距離は7.6km、所要時間は3:40であった。

 長岩山はサザンカ山とも言われ、11haに数千本が自生しており、県の天然記念物に指定されている。
 規模が大きなサザンカの自生地は、佐賀県吉野ヶ里町・旧東脊振村の千石山にもある。千石山はこれまでに何回も訪ねたが、長岩山は初めてである。

 八幡宮本殿の前から右へ続く小道を下り、永禅寺の境内に出る。永禅寺の本堂の前を横切るように進み、地図のEで林道合原線の起点に出合う。

 そこを左折して、舗装された林道を進む。モトクロス場への分岐を過ぎ、100mほど先、地図の果樹園分岐で作業道が分岐する。ここで林道と別れ、作業道に入る。しばらく進むとミカン園が現れ、その先で林道を横断して、人工林の中を登る。

 しばらく登ると林道に出合い、そこには竹井城物見跡の看板がある。大きくカーブする林道を右へ30mほど進んだところで、尾根に取り付く。ここまでは、道標や目印はなく、途中にあった目印らしいものは、果樹園分岐の一カ所だけである。

 尾根道をしばらく登ると、目印が現れる。途中には踏み跡の薄い所もあり、目印を確認しながら登る。
 チョックストーンを過ぎると、間もなく長岩山山頂に着く。
 山頂からは北方向の展望が開け、筑後平野の先に宝満山や古処山方面の山並みが連なって見える。

 山頂の西斜面はサザンカの群落が広がり、遊歩道が設けられている。花は盛りを少し過ぎてはいるものの、一面に咲く清楚な花はもうしばらく先まで楽しめそうだ。

 山頂から南東へ進み、林道を横断する。ここで初めて道標が現れ、道標はグライダー山まで続く。
 道標にそってグライダー山へ向かう。グライダー山からは、Dへ続く破線の道を下る予定である。

 山頂はパラグライダーの発進基地で遮る物がなく、ここからの展望も素晴らしい。

 山頂に着いたところで雨が降り始め、雨具を着る。山頂からDへ下る道を探すために、北へ少し下ってヤブの縁をCまで進む。しかし、Dへ分岐する踏み跡やルートサインは見つける事ができない。
 Dの尾根は目視で確認できたので、ササやノバラのヤブを下る事も考えた。しかし、高機能の雨具をヤブでダメにする勇気はなく、このルートは次の機会に歩くことにして、往路を引き返した。


地図の尾根取付き


チョックストーン





自生しているサザンカの群落


サザンカ



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