足立山(597.8m)〜妙見山(519m)〜小文字山(366m) 福岡県

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足立山山頂

  

上藤松三丁目の山麓にある駐車場
ここから奥へ向かって歩く



妙見山山頂


2010年11月28日

 北九州市門司区藤松から、標記3座を経て小文字へ下山した。距離は8.0km、所要時間は4:30であった。

 この日の主な目的は、藤松ルートの再調査である 前回は今年9月、登山のガイドブックを参考に、上藤松一丁目から地形図の破線の道をA〜Cへ向かって歩いてみた。
 しかし、破線の道は人が歩いた形跡はなく、Bから先はひどいヤブで進むことができずに断念。この時は、仕方なくBからDへ進んで縦走路に出た。
 また、これまでに数回、C地点から藤松へ分岐する破線の道を探したが見つけることはできなかった。これらのことから、この破線の道は、現在では廃道になっているものと思われる。

 そこで今回は、この山域に詳しい地元の方に教えていただいた、現在の藤松ルートを歩いてみることにした。

 上藤松三丁目の山麓に駐車場があり、そこから歩き始める。渓流に沿って少し登ったところには、加藤清正を祀った藤松清正公堂があり、ここが藤松ルートのチェックポイント。
 道標や目印はないが、お堂の右側から薄い踏み跡を谷に沿って登る。しばらくすると目印が現れ、踏み跡もそれらしくなってくる。さらに登ると赤い矢印の道標があり、その少し先、地図の進行方向変更地点でルートは左へ方向を変える。

 自然林の中を登り、傾斜が緩くなると、ほどなく縦走路に出会う。目印はここまで続いており、途中には踏み跡の薄いところがあるものの、ルートを見失うことはなかった。

 縦走路の出会い地点には、写真の道標が立っている。しかし、藤松方向を示す板は脱落していて、文字も読めなくなっている。

 強い北西の風が吹く中、縦走路を南西へ向かう。小さなアップダウンを繰り返してして進むと、足立山の山頂に着く。山頂からは、関門海峡から響灘にかけての海岸や行き交う船が良く見える。

 足立山から妙見山へ向かう。自然林の急坂を下り、妙見神社上宮へ続く石段を登る。上宮から右後へ回り込んだところが妙見山の山頂である。山頂は木立の中で展望は利かないが、小さな社がある。

 妙見山から一旦下って登り返すと、「鉄塔」と呼ばれているピークに着く。ここからの眺望も素晴らしく、振り返ると妙見山から足立山、さらには戸ノ上山へ続く稜線が良く見える。

 さらに下って小さく登り返すと小文字山である。小文字山からは小倉の市街地や港が近くに見え、麓の木々は美しく色づいている。

 小文字山から自然林の急坂を下り、大谷池バス停まで歩いてこの日の行程を終えた。

駐車場の先にある藤松清正公堂


お堂からしばらく登ったところ
踏み跡は薄いが、目印は続いている



関門海峡


この矢印の少し先で、進行方向は直進から左へ変わる


小文字山から見た麓の紅葉


縦走路への出会い地点


シロダモ


トベラ


シマカンギク


アキノキリンソウ


ツワブキ




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