白嶽（372.8m）・念珠岳（502.8m）・龍ヶ岳（469.6m）　熊本県天草
経路概念図　クリックで拡大	白嶽　左は不知火海
ハゼ		巨石（遺跡）：ドルメン		２０１０年１１月１６日 　上天草市の観海アルプスを全国に紹介するための現地調査が行われ、「かわせみ」が参加した。 　調査には、地元から市長さんや役所の担当者、それにパークボランティアの皆さん。 　東京の出版社から編集長とカメラマン。登山者の側からは、熊本、佐賀、福岡の各県から数名が参加し、丸一日をかけて行われた。 　観海アルプスとは、上天草市の高舞登山から龍ヶ岳にかけて連なる山々の総称である。 　これらの山々を結ぶ縦走路は、不知火海からそそり立つように連なる稜線上にあり、海岸線や海に浮かぶ島々を眺めながら歩く、魅力的なコース。 　この日は、その核心部分である白嶽、念珠岳および龍ヶ岳を調査した。途中には、地元の皆さんならではの、とっておきの海や棚田などのビューポイントが何か所もあり、あらためて観海アルプスの素晴らしさを体感した。 　現地調査のあと、１６名の参加者全員で意見交換を行い、観海アルプスをより魅力的なルートにするための提言がたくさん出された。 　登山道は全体を通して良く保全されており、今回の調査や提言を参考に、地元では環境に配慮した必要最小限の再整備や登山地図などの関連資料の充実が図られることと、期待している。 　観海アルプスと次郎丸岳、太郎丸岳の全国への紹介は、来年の春、九州新幹線鹿児島ルートの全線開通や、現「九州百名山」の改訂版発刊にあわせて、登山の月刊誌に掲載される予定となっている。 　観海アルプスの調査に参加して、これらの取り組みが、地元上天草市の新たな地域興しに結びつくことを願っている。
ヒサカキに寄生していたヒノキバヤドリギ		念珠岳山頂
ヤマラッキョウ		ママコナ		自生しているサザンカ
ツワブキ		ムラサキセンブリ		ツチトリモチ
三ツ岩からの眺望　奥は牛深方向			龍ヶ岳から見た夕日
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